校長室だよりNO7・・・自分探しの旅・・・1学期を終えて

 4月9日から始まりました平成19年度の1学期99日は,今日終業式を迎えました。4月から今日まで,子供たちは様々なことに挑戦し,根気強くねばりがんばり,自分の力(子供ひとりひとりが内に秘めている原石)を磨きました。「おはようございます!」と進んであいさつする子供が増えました。友達と「せえ†の!」と呼吸を合わせて元気な声であいさつする子供もいます。先週の火曜日の「朝のあいさつ運動」では,校門の階段下にいる私のところに「おはようございます!ここに並んでいいですか?」と階段に順に並び,明るいあいさつを送ってくれた6年生の姿もありました。朝から元気に外で走り回り鬼ごっこやボール遊びをしている子供たち,休み時間も元気に校庭に向かって走っていくかわいい姿,教室では友達の考えや意見に耳を傾け,自分の意見を述べようと真剣な姿がありました。昨日の朝には,「○○くん,指,けがしちゃったんだよ!」とけがをした友達の手をとり一緒に歩いてきて私に教えてくれた4年生,「職員室まで一緒に行ってあげてね!」の私の言葉に「はい!」。優しさとともに頼もしさを感じました。毎日毎日,新しい事柄をどんどん吸収していく子供たちです。漢字カルタに熱中していた2年生の子供たちは,「私,○枚とったよ!」「ぼく,まだ○枚なんだ!う†ん,がんばる!」とうれしさと悔しさを教えてくれました。覚えよう,できるようになりたい,その気持ちがひしひしと伝わる授業中の子供たちの姿がありました。

 ひとりひとり,もっている原石はみな違います。その原石を磨きながら子供たちは「自分探しの旅」をしています。「自分探しの旅」は,決して楽な道ではありません。その道を通ってきた私たち大人はその道が厳しいことや険しいこと,でも,自分の力を認めることができたときの達成感と成就感のすばらしさを分かっています。我が子(我が学級の子供)にこんな道を歩んで欲しいという願いや希望をもちながら,時には厳しい指導を行ったり敢えて困難なことに挑戦させたりもしなければなりません。そして,苦しい時悩んでいる時には子供を抱きしめ,子供の成長には歓声を上げて子供とともに喜びます。その大人の姿を見て,子供は自分を見つめ,自分を認め,歩んでいきます。「自分探しの旅」は,これからも続きます。目標をもたせて歩ませていきたいです。今日の終業式で,私は「2学期にがんばりたいことをひとつ見つけること」を秋休みの課題としました。10月11日の始業式には,2学期の目標をもって登校する子供たちとの出会いを楽しみにしています。

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