校長室だより13・・・『早寝・早起き・朝ごはん』シリーズ3「早寝」
前号・前々号に引き続いた『早寝・早起き・朝ごはん』シリーズも最終となりました。『生活リズム』づくりの大事な3つ目として,「早寝」について話しました。朝会での話の概要は次のとおりです。
『朝,体が気持ちよく起きるためには,何時間寝なければいけないのでしょうか?(養護教諭から発育測定の機会に学ぶ機会のある子供たちは覚えていました。)「小学生は9時間」の睡眠時間が必要です。ということは,夜何時までに寝ればいいのでしょう?(「早起き」の際に使用した大きな時計は「6時30分」を指しています。その時計を使って9時間前に戻していきました。)「夜の9時30分」までには寝ましょう!「生活リズム」についての大事な3つ目は「早寝」です。私たちの体は「細胞」というものでできています。この「細胞」は毎日毎日新しいものと入れ替わっています。新しい「細胞」ができないと「体のリズム」が崩れてしまいます。そして,この「細胞」は,眠っているときにしかできません。夜10時から夜中にかけて,ぐっすりと眠っている体に新しい「細胞」ができます。「早寝」して健康な体をつくりましょう!』
『早寝・早起き・朝ごはん』を,私は,逆からつまり「朝ごはん」「早起き」「早寝」の順序で話しました。『生活リズム』を整えたり,『生活リズム』をつくったりするためには,まず朝起きてごはんを食べるところからスタートです。朝寝坊してごはんも食べていない体は,日中十分に動くことができませんので,心地よい疲労感もなく,どんなに早く寝ようとしても眠ることができません。日中十分に体が動かないということは,脳の働きが十分行われていないということになります。判断力や思考力が十分に働かない,学習していることが十分に身に付いていかない,いらいらする,かっとなってしまう,冷静な気持ちになれない,思わぬ怪我につながることにもなります。元気に活動し,体をいっぱいに動かした体は,自然と夜9時過ぎ頃から休養を求めるように眠くなってくるのが子供です。(睡眠時間の9時間というのは,子供によって個人差が多少あります。もっと必要な子供もいます。就寝時刻が8時頃という子供もいますし,朝,5時過ぎに自然と目覚めるという子供もいます。)子供時代に身に付けた『早寝・早起き・朝ごはん』の『生活リズム』は,大人になるためのがっちりとした体の土台となります。がっちりとした体が将来の日本,世界を支えていく源となっていきます。(11月26日発行)
話をしっかり聞き取り,私の作ったプリントに答えてくれた子供たちです。