校長室だより11・・・『早寝・早起き・朝ごはん』シリーズ1「朝ごはん」

11月の朝会の折に,『生活リズム』について子供たちに話をしました。私たちの体の中には「リズム」があります。その「リズム」の崩れは心身の健康がすぐれない原因となります。『生活リズム』について3つの大事なことがあるということで,『早寝・早起き・朝ごはん』の話をしました。まず「朝ご飯」について話しました。朝会での話の概要は次のとおりです。

栗生小学校の朝の活動が始まる時刻は「8時30分」です。「8時30分」から元気に活動できるようにするために,朝,絶対にさぼってはいけないことは,「朝ごはん」です。一日3回の食事の中で「朝ごはん」はメダルに例えると「金メダル」と言われます。その理由は,一日の生活をスタートさせる朝,体を目覚めさせ,エネルギーをつくり,よく考え正しい行動ができる「元気のもと」をつくる大事な役割をしているのが「朝ごはん」だからです。「朝ごはん」は,歯をしっかり使って噛みしめて食べることが大事です。(ここで,子供たちには,口の中にご飯を入れたと思って10回噛んでもらいました。)よく噛むとたくさんの唾液が出てきます。唾液には,病気にかかりにくくする大事な役目があります。校長先生がおすすめする「朝ごはん」は,お米のご飯です。お米のごはんは,よく噛むことができます。また,エネルギーにすぐに変身してくれます。『生活リズム』の大事なひとつめは,「朝ごはん」です。

10月と11月,私は健康診断等の検診を3回受ける機会がありました。どの検診も「朝ご飯を食べないで受けて下さい。」ということでした。私は,「朝ご飯」を抜くことができません。「朝ご飯」を食べることができないというのは,相当体調が悪いというバロメーターになっています。さて,「朝ご飯」抜きで午前中の10時から11時過ぎまでを過ごすというのはつらいものです。力が出ません。朝のあいさつをしていても,10分もたたないうちに声が思うように出ません。思考力が鈍ります。体全体に力が入らず,動きも悪いです。

これから,育っていく子供たちにとって「朝ごはん」は貴重品です。少々歯ごたえのあるものをしっかり噛みしめることによって,脳の動きが活発になると言います。しっかり噛むことで唾液が大量に出ます。唾液が様々な病気の原因を押さえるとも言われます。何より,朝からしっかり「朝ごはん」をとって,体全体にエネルギーを満ちあふれさせ,活発に体が動くことができるようにしておくことは,けがや病気になりにくいしっかりした体をつくるもとになります。「朝ごはん」をしっかりお腹に入れて,元気に登校してくれる子供たちの笑顔と「おはようございます!」は元気いっぱいです。(11月21日発行)

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朝のあいさつ運動に参加する1年生の姿です。(11月15日撮影)

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