米日記シリーズ−9 もちつき

 12月12日(水)に5年生は「もちつき」を行いました。お米はもちろん自分たちで育てたものです。子供たちは、おもちを食べることはあっても、もちつきをしたという経験は、幼稚園の時に一度だけということで、もちつきをずっと楽しみにしていました。当日は、たくさんのお母さんに協力をいただき、餡作りもしました。つきたてのお餅は、とてもおいしく満足顔の子供たちでした。
 
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前日、もち米を研ぎ、水に浸しているところです。もち米は、ふつうのお米と違い研いだあと、一晩おきます。

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米研ぎ†

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当日の朝、お世話になる方々へご挨拶。「よろしくお願いします。」

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研いだお米は、蒸し器を使って蒸します。

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蒸し終わったお米です。これでもちつきができるようになりました。

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蒸したお米を食べてみました。これでも、なかなかおいしいね。

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まずは、お手本です。この臼や杵は、地域の方のご厚意によりお借りしたものです。

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もちつき†

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もちつき†

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お母さん方の力を借りて、餡づくりをしました。作ったものは、あんこ・みたらし餡・ずんだ餡・ごま餡・きな粉です。

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餡作り†

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餡作り†

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いただきます。つきたてのお餅は最高に美味!

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おかわりください。こんどはどれにしようかな
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米日記シリーズ−8 脱穀

 10月24日(水)今回の活動は「脱穀」です。「稲扱き」ともいいます。1ヵ月前に稲刈りを済ませ、しばらく乾燥させていた稲の穂先から籾を落とします。稲刈りのあとしばらくは天候が安定していたため、稲の水分は、稲刈り直後よりもぐっと低くなり、籾は固く引き締まりました。こうなると脱穀の準備は、完了です。
 さて、この「脱穀」という作業ですが、丁寧にかつ能率良くという相反する要求を満たさなければならず、歴史的には様々な工夫が凝らされてきました。今回の活動では、江戸時代と明治時代に登場した二つの農具を使用することにしました。

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 千歯扱きでの作業の様子です。元禄年間に発明された農具です。鉄の歯の隙間に穂先を入れて引き抜くことで籾を落とします。
 足をぐっと踏ん張っての作業。1束を脱穀するだけでも、けっこう時間がかかりました。

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見ていると簡単そうだけど、やってみると意外と難しい。

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 足踏み式脱穀機での作業の様子です。こちらは、明治以降に使用されました。足下の板を踏むと真ん中のドラム(こぎ胴)が回転し、こぎ胴についた「こぎ歯」が籾をこぎ落とし脱穀します。実はこの仕組み、現在のコンバインでも応用されています。
 ブ−ン、ブ−ンと想像以上に速い回転をするため、巻き込まれてしまいそうです。気をつけて稲を入れてみると、あっという間に脱穀終了。

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 脱穀機にかかったビニ−ルは、籾が飛んでいかないようにするためです。千歯扱きよりもずっと早くて、簡単でした。

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 脱穀を終えた籾は、袋へ入れます。子供たちは、一粒一粒大切に袋へ入れました。
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米日記シリーズ−7 稲刈り

 9月26日(水)、とうとう、この日がやってきました。だれもが楽しみにしてきた活動「稲刈り」です。黄金色に輝く田んぼを目の前に、子供たちの胸も高鳴ります。天気にも恵まれ、さわやかな秋空の下、稲刈りを行うことができました。

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地域の方や保護者の皆さんからたくさんのお手伝いをいただきました。

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稲刈りは、手作業です。稲の刈り方を教えてもらっています。

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交替で田んぼに入り作業をしました。

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腰をかがめて作業をするので、腰が痛くなったりもしましたが、じっとこらえて作業に集中しました。

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1時間を過ぎる頃には、半分くらいまで進みました。「さあ、あと半分」とやる気がいっそう湧いてきました。

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稲の束を肩に担ぎ運んでいます。田んぼの中や、あぜ道はぬかるんで歩きにくいので大変です。

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自分たちのお米を収穫した喜びはひとしおです。

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稲を刈り終わった田んぼです。今日の活動をの様子や感想をまとめました。

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収穫した稲は、さっそく学校へ運びました。フェンスにかけてしばらく乾燥させます。

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米日記シリーズ−6 もうすぐ収穫 

 夏休みも明けて9月になりました。今回は、学級ごとに稲の様子を観察しに行きました。子供たちが、稲の生長を楽しみに田んぼの学校へ行ってみると、腰まで来るほどに高く伸びた茎の先に、たわわに実った穂が頭を垂れて待っていました。5月に植えた小さな苗が、目を見張るほどに大きく生長した様子を目の当たりにして、どの子供たちも驚きの声を上げていました。

9月5日(水)の観察
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穂はたれ始めていますが、その色は、少し青さが残っています。

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稲の変化をたくさん見つけました。

9月11日(火)の観察
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5日よりもぐっと色づいてきました。

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秋晴れの空の下、黄金色の稲穂がとても美しく輝いています。
いよいよ次回は稲刈りです。
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米日記シリーズ−5 イネの花

 子供たちは夏休み。しかし、稲の生長が、一番著しいのがこの時期です。とくに、開花と受粉は、ぜひ見てほしいと思っていました。そこで、児童分のバケツ稲を用意し、田んぼの学校と同時進行でお世話をしてきました。夏休みの間は、自宅にバケツ稲を持ち帰り、観察することにしました。
 以下の写真は、夏休み中の稲の様子です。

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米日記シリーズ−4 除草

 6月14日(火)、田植えをしてから1カ月が過ぎました。小さく細かった苗もぐんぐんと生長しました。今日は、生長の様子の観察と除草についてのお話を伺うため田んぼの学校へやってきた5年生です。

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稲の生長の様子をじっくりとカードに記録しました。

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除草活動についての説明を聞きました。

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苗の周りを探ってみると・・・・

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こんなにとれました。草を取って、さらにイネは大きく育っていきました。
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米日記シリーズ−3 田植え

 5月15日(火)、いよいよ田植えの日がやってきました。代掻きを終えた水田にうつる空の青さが何とも言えないさわやかな気持ちにさせてくれます。
 子供たちも、「さあ。がんばるぞ。」とそんな声が聞こえてくるような顔をしています。
 今回、使用する苗は、農家のご厚意によりご提供いただいたものです。多くの方に支えられての5年生の総合学習なのです。

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 水田のまで説明を聞く子供たち。気持ちも高まり、自然と顔が上を向き、聞く姿勢も真剣そのもの。

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 田んぼの両端にわたって糸を張り、その糸にそって、整然と植えます。「こうすると株の間隔が揃い、稲にむらなく日があたり、風通しもよくなり、除草作業の能率も上がるため収穫量が増えるんだよ」と聞きました。

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 指を上手に使って苗を持ち、しっかりと植えました。友達の様子も気になりますね。

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 がんばったので、足が泥だらけです。おなかもすきました。足を洗って帰りましょう。
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米日記シリーズ−2  代掻き

 5月7日(月)、今回の活動は、代掻き(しろかき)です。代掻きは、田おこしを終えた田んぼに水を張り、丁寧に掻き混ぜて、土を細かく砕き、田んぼの表面を平らにする作業です。トラクターで行っているのを見たこともあるのではないでしょうか。昔は、牛や馬に馬鍬を引かせていました。人の手で行うときには柄振(えぶり)と言う道具を使うそうです。
 しかし、5年生の代掻きは何の道具もいりません。みんなで田んぼに入り、土のかたまりを踏みつぶし、泥遊び、生き物探しです。子供たちが田んぼの中を所狭しと歩き回り、生き物はいないかと土を返す。そうするだけで立派な水田に変身です。


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 そうっと泥をすくっています。何を見つけたのかな?

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 みんなで泥の中を歩きます。足がなかなか抜けません。

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 土のかたまりはしっかり踏みつけて、細かくします。

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 服の汚れも気にせずに、がんばっている5年生です。

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米日記シリーズ−1  田おこし

 4月、いよいよ米作りスタートです。今年もまた、地域の方を田んぼの先生にお招きし、一から教えてもらいます。はじめの作業は、田おこしです。すっかり固くなった田んぼの土を「しほんこ」を使って掘り起こします。

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 田んぼの先生との最初の対面です。これから半年間よろしくお願いします。
 
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 作業前の田んぼの様子。

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 「しっかりと掘り起こすんだよ。さあ、がんばって」と言われても、
 なかなか土に刺さらないし、田んぼの土は重たくてうまくできないなあ。

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 「しほんこ」を持って、一掘り、一掘りよっこいしょ。
ぬかるむ田んぼに足を取られつつ、がんばっています。
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米日記

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 本校の5年生は、総合的な学習として「米作り」に取り組んでいます。学校近くの水田を地域の方のご厚意によりお借りし、毎年多くの収穫を得てきました。
 今年の5年生も、春から米作りに取り組むこととなり、過日、収穫を終えました。この半年の米作りの活動の様子をシリーズでお知らせいたします。
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