つぶやきを言葉に・・・子供の詩
4年生の学級だよりからです。国語の「つぶやきを言葉に」という学習の中で,子供たちがふだんは見過ごしがちな日常生活の中から詩の題材を見つけて詩を綴りました。学級だよりでは,いくつかの詩が掲載されていました。子供は生まれながらの詩人であると思います。子供たちの素直な気持ちが詩に綴られていました。いくつかを紹介したいと思います。
『「自分だけのてんぼう台」 大きな岩は 自分だけのてんぼう台 校てい全体見える見える おくの方にははだかの木 自然が作ったちょうこくだ もっとおくにはサッカーゴール ボールをのみこむモンスター さらにおくには なわのまきついた 大きな木 人じちにとられた人みたい いろんな物が見えた見えた とてもすてきなてんぼう台 (作:佑麻)』
『「風」 風は外ならどこにでもあるせん風機 でも、強さは変えられない 夏はつけてほしいけれど あまりつけてくれない 冬はつけてほしくないのに つけてくる ちょっといじわるなせん風機 (作:賢人)』
『「教室」 カリカリ ガシャン ギーッ キシッ えんぴつでノートを書く音 ふでばこをおとす音 イスをひく音 つくえがきしむ音 教室は色んな音がする なんだかオーケストラみたい (作:葵)』
『「石がおこる」 石をふむと おれをふむなと 石がじゃりじゃり といって おこっている (作:一真)』
子供ならではの気づき,思い,考え方などが素敵な言葉を生み出します。子供の詩は,何か心をほーっとさせる不思議な力をもっています。(実際の詩は,縦書きです。行と行の間のあけ方,行を変える意味合いは作者それぞれにありますが,横書きにして紹介するとその部分を上手にお伝えるすることができないこと,残念です。)