あけましておめでとうございます

2008年,平成20年が明けました。さて,今年は「子年(ねどし)」です。「十二支」の動物の一番初めとなります。昨年末,冬休みを迎える朝会で話した「十二支」の話は,様々な内容で全国各地に伝えられているそうです。私が話した内容は,「牛」の背中に乗った「ねずみ」は,神様の御殿の門が開いたと同時に飛び降りて一番になってしまったということになっています。この「ねずみ」の行動を,「牛」は「なあに,一番にならなくってもいいさ」と怒りませんでした。

 「ねずみ」の行動を,私なりの視点から見てみると,「元旦に,何が何でも神様の御殿に駆けつけたかった(積極的です)」「自分は,体があまりに小さいので普通に歩いたのでは行き着けない(悩み考え解決策を講じています)」「背中などに乗っても振り落とされないような動きをする動物を選んだ(観察力があります)」「自分が背中に乗っていてもさして怒ったりしない性格の動物の力を借りた(なかなかに思慮深いです)」などなど,神様の期待に応え,一年間の動物の神様に選ばれたいという目標をもち,体が小さいという弱点を利用したなかなかの知恵者であると考えられます。

 視点を変えて物事を考えてみる,視点を変えて子供を見てみる,視点を変えて自分自身を振り返ってみる・・・視点を変えるだけで,今まで「マイナス(負)」のイメージで捉えていたことが「プラス(正)」の一面が浮き彫りになることが多々あります。様々な視点から物事を判断できる子供たちを育てていくことに,教職員一同,力を合わせて教育活動に取り組んで行きたいと思います。(1月8日発行の「学校だより」から)

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十二支の動物のお手玉

校長室から
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