2007.10.24 Wednesday
炎の芸術・・・6年野焼き
10月の初旬です。もうすぐ,1学期が終わるという10月の2日(火)に6年生が校庭で野焼きを行いました。6年生の子供たちがそれぞれ作成した「土器」を素焼きにしました。前日の天気予報では雨天でしたが,雨は降ることなく,曇天さらにほとんど風もない天候の中で野焼きがスタートしました。専門家の方とさらに6年生の保護者の方の応援をいただきました。まずは,土器を乾燥させました。じっくりと時間をかけて乾燥させていきます。この段階を焦りますと後で土器が割れたりする原因となります。午前中いっぱいをかけて土器を乾燥させていきました。
午後からは,本格的に焼くために土器を中央に集め,材木を井桁状にくみ上げていきます。保護者の方の応援で,手際よく短時間で材木が組まれていきました。(この段階の作業は子供には危険ですのでたくさんの保護者の方の応援をいただいて本当に助かりました。)
組まれた材木に火が回り,一気に燃え上がっていきました。専門家の方に伺ったところ,温度は800度ほどに達しているとのことでした。
土器が真っ赤になっています。炎の中で真っ赤になりながら硬い素焼きの土器に変身しています。
焼き上がった子供たちの土器です。壊れることもほとんどなくきれいに焼き上がりました。十分冷まして取りだしました。ひとりひとりが粘土でつくった土器が炎の中で素焼きの土器に変身をとげました。炎の暑さの中,多くの方々の応援をいただき,また,6年生みんなで協力した成果です。6年生の思い出の1ページをつくることができました。(6年生の保護者の方には,朝から一日応援をいただき本当にありがとうございました。)