校長室だよりNO6  一日にひとつ,いいことをしよう!

いよいよ夏休みに入ろうという朝会の話の中で,「一日にひとつ,だれかのためにいいことをしましょう!」と呼びかけました。自分以外のだれかに(家の人,友達,兄弟姉妹などなど)何かためになることをするということは,人とかかわる力が育つということです。

 さて,夏休みが終わった8月27日(月)の朝会で,「夏休み中におこなったいいことの一つで良いから教えてください。」とお願いしました。(はがき形式で校長室前のポストに自由に投函する方法です。)昨日までに,164名の子供たちが投函してくれました。一部を紹介いたします。(本当は全部紹介したい気持ちでいっぱいです。また,この校長室だよりを読んでいただいている皆様に読みやすいように,漢字に変換してありますこと,ご了承ください。)

 『風呂を洗いました。きれいになりました。』『ママとかの腰をもみました。』『布団をたたみました。重かったけど,片づけるのは楽しかった。』『私の友達の3歳の女の子が転んで泣いていたのでなぐさめて絆創膏を持ってきました。』『ぼくは母さんが疲れたと言うので掃除機をやりました。そうしたら母さんはお礼を言ってくれました。』『わたしは妹と遊んであげました。うれしそうでした。』『夏休みにお母さんにカーテン閉めてと言われる前に,自分でカーテンを閉めました。お母さんがありがとうと言いました。』『洗濯物と茶わん洗いをしました。やり終わってお母さんが帰ってきてえらいと言われました。』『毎日,家の手伝いをしました。家の人も喜んでくれたので,これからも,毎日しようと思いました。』『洗濯物を取りこむのを妹と一緒にやりました。いろんなお手伝いもしました。そのたびに「ありがとう」と言われ,とてもうれしくなりました。』『祭りの時,迷子になった子がいたのでお母さんの所に連れて行ってあげたら「お兄ちゃん,ありがとうございました。」と言われたのでうれしかったです。』『私は,夏休みも元気にあいさつをしました。元気にあいさつをすると,周りの人たちも笑顔になって返事をしてくれるのでうれしいです。』『家で飼っている犬の散歩をしている時,いろいろな人に会ったのでたくさんあいさつをしました。一言話しただけで,みんな「さわやか」に「気持ちがよく」なるので,これからもいろいろな人にあいさつをしてハッピーになります。』・・・

 一生懸命お手伝いをしている姿,だれかのために何かをしようと奮闘している子供たちの様子が目に浮かびます。そして,おこなった行為を振り返ってこれからのことを考えています。誰かのために自分のできることをする,当たり前のようでいて難しいことです。人とかかわることで,人は大きく成長します。心が成長していきます。人とかかわることは,いつも居心地がよいとは限りません。衝突することもあるでしょう。「そんなつもりでなかったのに」としょげることもあるでしょう。でも,かかわることで何かが生まれます。かかわることで何かが動き出します。明日に向かって・・・

 私は,子供たちからたくさんの元気をいただきました。たくさんの温かい心をいただきました。子供たちに返事を書こうと思っています。(少々時間がかかるでしょうが,待っててくださいね。)

校長室から
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