第35回卒業式

 3月19日(木),第35回卒業式が行われました。これまでのたくさんの思い出を胸に,6年生54名が卒業しました。
 今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のために,卒業生と職員のみでの卒業式のとなりました。保護者の皆様には,大切なお子様の巣立ちに立ち会っていただくことができず,大変心苦しく感じております。職員一同,心を合わせて準備を行い,精一杯の拍手や励ましの演出で送り出しました。これまでの教育活動へのご理解,ご協力に深く感謝申し上げます。
 この6年間,子どもたちは,大きく成長しました。うれしかったとき,つらかったとき,そのどんなときにも,保護者の方々や地域の皆様が,子どもたちに寄り添い,支え励ましてくださいました。  
 これからは,中学校という新しい学びの場で,子どもたちはますます活躍していくものと期待しています。今後とも,子どもたちのよりよい成長を,保護者の方々や地域の皆様と共に,職員一同,温かく見守ってまいりたいと思います。
〜入場〜nyujo.jpg〜卒業証書授与〜syosyojuyo.jpg〜校長式辞〜sikiji.jpg〜卒業生の歌〜sotugyoseiuta.jpg〜退場〜taijo.jpg〜1組集合写真〜6-1syugo.jpg〜2組集合写真〜6-2syugo.jpg
【校長式辞(抜粋)】
 卒業生の皆さん。
 今年の卒業式は、去年皆さんが五年生として後ろから見ていた景色と、大きく違っていると思います。
 三月二日から新型コロナウイルス感染拡大防止のために、学校が臨時休校となり、今日までの三週間授業ができなくなりました。卒業までの思い出づくりや、下級生とのお別れする機会もなくなりました。今日の卒業式も、おうちの方や地域のご来賓の方もいらっしゃることができませんでした。お見送りは、先生方だけです。
 しかしながら、皆さんが茂庭台小学校で過ごした日々、頑張った記憶、先生方から教わったこと、そして仲間たちとの思い出は、決して色あせるものではありません。一人一人が六年間の小学校生活を通して大きく成長した姿が、この卒業式という小学校生活最後の授業に臨む姿勢にもしっかり表れています。改めまして、卒業おめでとう。
 今日は先生方がいつもの年よりもたくさん来ています。六年間おいしい給食を作っていただいた給食室の皆さんにもそろってもらいました。皆さんが付けているコサージュや会場の準備も先生方みんなで行いました。心を込めて、卒業をお祝いしたいと思います。
 私から皆さんへ、伝えたいメッセージがあります。それは【七転び八起き】【しちてんはっき】とも言い、七回転んで八回起き上がるということから、「何度失敗しても諦めずに立ち上がる」という意味があります。
 こちらを見てください。・・・このだるまは、皆さんが修学旅行で出かけた福島県から、先日学校に送られてきたものです。修学旅行に来てくれてありがとう、という意味もありますが、ご存じの通り、東日本大震災による原発事故の影響で福島の皆さんは大変苦しい思いを今もしております。しかし、それには決して負けない、諦めないという、強い気持ちを表しているとも思います。
皆さんのこれからの人生、良い時もあれば、うまくいかない時も必ずあります。何度失敗しても諦めずに立ち上がり、たくましい大人になってほしいと願っています。
 もう一つ、だるまは、「願掛け」「願いや誓い」を立てるときにも使われます。今は白目だけですが、誓いを立てたときに片方に黒目を入れて、それがかなったときにもう片方の目を入れるものです。実際にやってみましょう。
卒業する皆さん、一人一人が中学校で元気に活躍する姿を願って、片目を入れます。
 もう片方の目を黒くするのは、あとは皆さんにお任せします。それぞれの目標に向かって頑張り、心の中で両目を黒く、力強く入れてもらいたいと思っています。【七転び八起き】【誓いを立てる】という話でした。
 最後になりましたが、DVDをご覧の保護者の皆様、お子さんのご卒業おめでとうございます。この度は、お子さんのご卒業に立ち会っていただくことができず、大変心苦しく感じております。皆様の思いを受け止めながら、職員一同心を込めて、お子様の巣立ちを見送らせていただきます。これまでの本校への温かなご協力とご支援に厚く感謝申し上げます。ありがとうございました。
 それでは、皆さんがそれぞれの未来に向かって力強く進んでいくことを期待しています。
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