森の応援団,ハグリッズの活動に参加

森の応援団,ハグリッズの活動に参加しました。錦ケ丘小からも20数組の親子が参加して楽しく過ごしました。活動内容は,森の探索,丸太を切ってのコースターづくり,カブトムシ&クワガタムシとの触れ合い,最後に,家族対抗丸太切り競争でした。競争となれば,勝ち負けがあり,その結果に悲喜こもごもとなるわけですが,「喜」ばかりではない,「悲」の経験も大切ですよね。探索で紹介してもらった,オニシラタケというキノコの形には,自然の造形の不思議を感じました。ハグリッズの皆さん,お世話になりました!

森の入口

丸太切り

クワガタムシ

オニシラタケ
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GIGAスクール2年目〜学びを広げる道具として使いたい〜

 7月17日(日),3連休の中日でしたが,錦ケ丘コミュニティ・スクールとして「GIGAスクール勉強会」を開催しました。この企画は,「GIGAスクールって何なのか,よく分からない。」「1人1台端末を使って子供たちがどんな学び方をしているのか知りたい。」といった声に応えるために昨年度から計画されていたものです。13組の親子が来校し,東北学院大学の稲垣忠教授のご指導のもと,共同編集の体験や親同士の情報交換などを行いました。この夏休みも,情報端末を家庭に持ち帰ります。より多くの保護者の皆様に「GIGAスクール」本来の目的について理解して頂きたいと願っています。

 すごく大雑把に言えば,「GIGAスクール」の目的は,子供たちに「自ら学ぶ力を育てる」ことです。情報化が進む現在,自ら学ぶための「学び方」は,ICTを抜きには考えられません。そのための環境整備が「GIGAスクール」なのです。2年目に入り,子供たちの様子を見ていると,学びの道具として使う子が確実に増えています。自分で調べたことを友達と一緒に整理してまとめたりする過程で,自分なりの学習スタイルを自覚し始めている子もいるようです。学びを広げる道具としての活用が一層広がるといいなと思っています。

 しかし,そうは言っても,親の目から見て,まだまだ心配な使い方をしていると見えるお子さんもいるでしょう。学校でも,ルールづくりや情報モラル・セキュリティの指導は行っていますが,ルールをつくれば安心というわけではありません。難しいのは,ルールとして定めた事柄が曖昧なために,人によってとらえ方が違ってしまうということが起こりがちなことです。例えば,「使いすぎない」と決めたとしましょう。時間にしたら,どのくらいが使いすぎなのか。あるいは,「学習の目的で使う」と決めたとしましょう。ゲーム型の学習サイトもあるわけだし,課題に取り組む途中で雑談をしたくてコミュニケーションツールを使ったり,音楽を聴いたりすることもあるでしょう。どこからが,学習から外れたことになるのか。より,具体的に決めておくことは大事ですが,事細かに全てを規制しようと思っても無理があるかもしれません。「そんなものを持たせなければ良いのだ」という声も聞こえてきそうですが,通信ができるゲーム機やスマートフォンを持っている時点で,同様の問題は既に起こっているわけです。

 大事なのは,いったん決めたルールを絶対守り通すと言うことよりも,「どうしてそのルールなのか?」「いったん決めたルールを守れない時は,どんな時なのか?」「ルールを守れなかったらどんなことが起こるのか?」そういったことを,お子さんと,よく対話することではないかと思っています。そうやって,親として,「あなたの道具の使い方に関心を持っているよ」というメッセージを発しながら見守ることが大切なのではないでしょうか。

 情報端末に限りません,子供たちが自立していく力を高めるために,目指す方向を確認したら,ある程度任せてみることも大事です。長い夏休みを,そのような挑戦の機会にできたら良いのではないでしょうか。

(文責:校長)
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