ハグリッズ,今年度最終回

愛子こどもの森応援団・ハグリッズの今年度最後の活動がありました。活動内容は,カブトムシの寝床づくり(落ち葉かきと腐葉土づくり)とたき火でオリジナルの炭づくりです。毎回参加者が増えて,親子で楽しく活動を行っています。毎回様々な発見があり,自然を五感で感じる体験は,大事だなと思います。来年度まで,しばしお休みとなりますが,春が来て,新年度の活動が始まるのを楽しみに待ちましょう。

開会式

カブトムシの寝床

落ち葉かき
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「フェーズフリー」という考え方

 11月3日,鳴門教育大学創立40周年記念のシンポジウム「明日のための“防災教育”を考える〜教師として,社会人として“できること”“すべきこと”」に参加する機会があり,防災教育について改めて学ぶことができました。そこで知ったのが「フェーズフリー」という考え方です。

 「フェーズフリー」とは何か。それは「平常時(日常時)や災害時(非常時)などのフェーズ(社会の状態)に関わらず,適切な生活の質を確保しようとする概念」なのだそうです。我々は,毎年のように大災害を目の当たりにしているにもかかわらず,災害は「非常時」であり「特別」なものであると思いがちです。確かに,東日本大震災を経験していても,10年以上の歳月がたった今では,「あんな大地震は特別で,めったに起きるものではない」「自分は大丈夫」「これくらいなら避難しなくても大丈夫」といった気持ちの方が強く働いているような気がします。

 災害を,めったにおとずれない「特別」なものと思っている以上,災害への備えも「特別」なものとなってしまいます。防災に特化した教育や大がかりな避難訓練などは当然必要なのですが,それだけでは,やはり「特別」な備えであり,もっと「日常」の中に,非常時にも役立つことを取り入れていかなければならないというのが「フェーズフリー」という考え方です。

 少し,ややこしい話になりましたが,具体的に言えば,簡単なことです。例えば,「玄関で靴を脱ぐときは,きちんと揃えて脱ぐ」ということ。それが日常時にできていれば,「いざという時にも靴を履きやすい」といったことです。ほかにも,以下のようなことがあります。

●人の話や放送を静かに聞く → 発災時等に大切なことをきちんと聞くことができる
●ルールを守り礼儀正しくする → 発災時等にも,生活規律を守って生活しようとする
●自分の持ち物を所定の場所に整理整頓する → 避難の邪魔にならず避難行動がとりやすい
●集合・整列等の基本動作を素早く・静かに行う → パニックにならず,安全に避難行動がとれる
●地域の方にあいさつをする → 困ったことがあった時に助けを求めやすい
●周りの人が喜ぶことを考え実行する → 自分以外の人のことを考えて行動できる

 このほかにも,教科学習等の普段の学習内容の中にも,非常時にも役立つ要素がたくさんあり,それを意識して日常的に指導していくことで災害対応力が向上していくのです。それにしても,改めて思うのは,上記に例示した6点は,ごくごく当たり前のことなのです。「人」として,あるいは「集団生活」の中で,当然大切にしなければならないルールや規律,礼儀といったものは,災害対応時にも大切なものであり,自他の身の安全を守るために必要なことなのです。このことは,子供たちの周りにいる大人が,しっかりと一人一人の子供に伝えていかなければならないことだと思います。

 シンポジウムには,東日本大震災時に釜石東中学校に在学しており,現在は地元の復興支援のための会社を起業しているという女性と,その恩師であり現在は文部科学省で安全教育を担当しているという先生が登壇されました。お二人のやり取りを聞きながら,やはり日常的な教育の大切さ,人と人とが出会い,関わりながら学んでいくことの大切さを感じました。

(文責:校長)
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フラワー☆スターロード

錦ケ丘ネット&錦ケ丘地区PTA共催によるフラワー☆スターロード。先週の花植準備に続き,花を植えました。小学生の他,中学生ボランティアも参加し,秋晴れの下,にぎやかに花を植えました。錦エステートさんから,チューリップの球根のプレゼントもあり,花が咲くのが楽しみです。

(文責:校長)

球根のプレゼント

学校へのアプローチの花壇への花植

フラワースターロードへの花植え

フラワースターロード
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