令和3年度が終わります 学校運営への御理解と御協力に心より感謝!

今年度もまた新型コロナウイルス感染症に翻弄された1年でした。年明けからは,学年閉鎖の措置などもとりながらの対応でしたが,なんとか本日の修了式を迎えることができました。卒業式の直前には大きな地震もあり,式に影響が出ないか大変心配されましたが,188名の卒業生が無事に巣立っていきました。残念ながら来賓の皆様や在校生代表の5年生の参加がかないませんでしたが,式の様子をいくらかでもお伝えできるよう,子供たちへの,はなむけの言葉の一部を以下に記します。

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 この2年間は,新型コロナウイルスに悩まされながら,本当に落ち着かない学校生活を送ってきました。体育館に大勢の人が入ることも少なかったので,卒業生の皆さんと保護者の皆さんが,整然と並んでいる様子見ることができ,非常に感慨深いです。感染症の拡大を防止するために,行動に様々な制限がありましたが,その分,これまでの当たり前を見直す機会も多く,人を思う優しい気持ち,温かい心,感謝の気持ちを持つことの大切さに改めて気付くことも多かったのではないかと思っています。
 さて,皆さんと校長先生との最初の出会いは,皆さんが四年生の時,感染症が流行する前のことでした。ダイナミック琉球を生き生きと踊る姿がとても印象的だったことを覚えています。5年生の時に行った防災キャンプも忘れられません。コロナ禍で様々な心配がある中でしたが,工夫を凝らして学校へのお泊まりを実現しましたね。あの日,PTAの皆さんの協力で夜空に打ち上げた大きな花火は,どんなに困難が立ちはだかっても,それを乗り越える錦ケ丘のみんなの力が示されていたような気がします。六年生になってもコロナ禍は続きましたが,会津若松への修学旅行も実施できたし,陸上競技場を貸し切って,錦小だけの陸上記録会も実施しました。クリスマスフェスタの逃走中もあんなイベントができるのは,たぶん,錦小だけだと思います。困難はあっても,知恵を出し合い,話し合ってみれば,解決の糸口は見えてくるのです。皆さんが様々な思い出をつくるために力を尽くしてくれた多くの人々への感謝の気持ちも忘れないで下さい。 
 感染症の流行のようなことがなかったとしても,人生の長い道のりの中では,思いもよらない壁にぶち当たることが度々あります。そんなとき,思うようにいかないこと,うまくいかないことを自分以外の誰かのせにしても何の解決にもなりません。見方や考え方を変えれば,マイナスをプラスに,ピンチをチャンスに変えることができます。そうやって,困難を「前向き」な気持ちで乗り越えた時には,必ず大きな力が付くものす。大事なのは,心の持ち方です。自分自身の限りない可能性を信じて,たくましく,そして,しなやかに,未来を切り拓いていってください。

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 残念ながら,まだまだ,この先の見通しは不透明です。ですが,今年度もそうであったように,錦ケ丘小学校の教職員一同は,これからも子供たちのために最善を尽くしていきます。今後も,引き続き,御理解と御協力をよろしくお願いします。

(文責:校長)
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故郷復興プロジェクト 〜伝える感謝 つながる思い〜

いつもきれいに飾られている昇降口の吹き抜けの展示が,千羽鶴に変わりました。

これは,2011年から続けられている「故郷復興プロジェクト」で,子どもたち1人1人が復興への思いを込めて折った鶴をPTAのみなさんにつなぎ合わせていただいたものです。
まもなく行われる卒業式,入学式などに合わせて,展示しています。

図3.jpg
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