クロームブックを持ち帰った子供たちの反応から
令和3年度は「GIGAスクール元年」と言われています。国の「GIGAスクール構想」によって整備された1人1人の公的アカウントや1人1台の情報端末の活用がスタートしたからです。本校でも,仙台市が整備したクロームブックと呼ばれる情報端末が,毎日様々な授業で活用されています。今月からは,順次家庭への持ち帰りも始めています。
持ち帰りを行った子供たちの振り返りのコメントを見ると,クロームブックを持ち帰って,お家の人とどんな会話をしたか,その様子が垣間見えます。ある子は,「これで課題を提出したりするんだよ」と学校での学習の様子を伝えたら,お父さんやお母さんから,「へぇすごいね」「進化しているね〜」と言われたそうです。また,ある子は,「これで勉強しているんだよ」と話したら,「壊さないようにしなさいね」と言われたようです。「特に会話はしていない」という回答が思ったよりも多く,忙しいのだろうと思いつつも少し残念でした。
クロームブックを家庭に持ち帰る目的は,学校での学びと家庭での学びをつなげていくことで,子供たちの学びの充実を図っていくことにあります。学校としては,子供たちがクロームブックを持ち帰ったら,「どんな勉強をしているの?」「どんなふうに勉強しているのか教えて」と尋ねてほしいと思っています。クロームブックを通して,様々な学びの履歴を確認することができます。ぜひ,その履歴を元に,どのように学んでいるのかを子供たちに説明させてください。自分の学びを人に説明することで,学んだことが確かなものになっていきます。あるいは,授業で視聴した学校放送番組や動画クリップなどを,親子で一緒に視聴してみるのもよいでしょう。道徳の番組などを一緒に視聴して,親子で対話を行えば,教室での友達との対話では気付かなかった大人の価値観にも気付くなど,考えの広がりや深まりを生むことになるはずです。
また,「壊さないようにしようと思った」「使いすぎないようにしようと思った」などといった記述も多く見られ,子供なりに使い方に気をつけようとする意識を持っていることが分かります。親としては,「壊されたら困る」「変な使い方をされたら困る」など,心配もあるかと思います。しかし,「〜しないように」といった注意の声がけを多くするよりは,「どんなふうに使っていったらいいと思う?」と尋ねていただいて,家庭での使い方のルール的なところも親子で一緒に話し合っていただくとよいと思っています。
我々は,今,身近に情報端末があって,いつでも検索したり写真で記録したりメッセージを交換したりする時代に生きています。大人は,これらのICTを使いながら便利に生活し,仕事をしています。情報社会が急速に進展していく中,子供たちにもICTを道具として学ぶ学び方が求められているのです。
(文責:校長)
持ち帰りを行った子供たちの振り返りのコメントを見ると,クロームブックを持ち帰って,お家の人とどんな会話をしたか,その様子が垣間見えます。ある子は,「これで課題を提出したりするんだよ」と学校での学習の様子を伝えたら,お父さんやお母さんから,「へぇすごいね」「進化しているね〜」と言われたそうです。また,ある子は,「これで勉強しているんだよ」と話したら,「壊さないようにしなさいね」と言われたようです。「特に会話はしていない」という回答が思ったよりも多く,忙しいのだろうと思いつつも少し残念でした。
クロームブックを家庭に持ち帰る目的は,学校での学びと家庭での学びをつなげていくことで,子供たちの学びの充実を図っていくことにあります。学校としては,子供たちがクロームブックを持ち帰ったら,「どんな勉強をしているの?」「どんなふうに勉強しているのか教えて」と尋ねてほしいと思っています。クロームブックを通して,様々な学びの履歴を確認することができます。ぜひ,その履歴を元に,どのように学んでいるのかを子供たちに説明させてください。自分の学びを人に説明することで,学んだことが確かなものになっていきます。あるいは,授業で視聴した学校放送番組や動画クリップなどを,親子で一緒に視聴してみるのもよいでしょう。道徳の番組などを一緒に視聴して,親子で対話を行えば,教室での友達との対話では気付かなかった大人の価値観にも気付くなど,考えの広がりや深まりを生むことになるはずです。
また,「壊さないようにしようと思った」「使いすぎないようにしようと思った」などといった記述も多く見られ,子供なりに使い方に気をつけようとする意識を持っていることが分かります。親としては,「壊されたら困る」「変な使い方をされたら困る」など,心配もあるかと思います。しかし,「〜しないように」といった注意の声がけを多くするよりは,「どんなふうに使っていったらいいと思う?」と尋ねていただいて,家庭での使い方のルール的なところも親子で一緒に話し合っていただくとよいと思っています。
我々は,今,身近に情報端末があって,いつでも検索したり写真で記録したりメッセージを交換したりする時代に生きています。大人は,これらのICTを使いながら便利に生活し,仕事をしています。情報社会が急速に進展していく中,子供たちにもICTを道具として学ぶ学び方が求められているのです。
(文責:校長)
校長ブログ | - | -