背割りコッペパン,ロングソーセージケチャップソース,ジャーマンポテト,アイントプフ,牛乳
先月から続いてのG7給食4回目はドイツの料理でした。ドイツといえばソーセージとじゃがいも料理です。昔は,ドイツの女性は結婚するまでに,たくさんのじゃがいも料理を覚えなくてはならないといわれていたとか。ドイツでソーセージが生まれたのは,寒い冬を乗り切るための保存食として考えられたそうです。ドイツの冬は厳しい寒さが続くため,家畜のえさの調達も難しくなり,寒さと空腹で餓死してしまう家畜が多く,そうなる前に家畜を食用の肉にしてソーセージやハムなどに加工して長期保存するようにしたのが始まりだそうです。じゃがいも料理が発達したのも,18世紀の食糧飢饉がきっかけです。どの国の人々も,長い歴史の中で,食べていくために様々な工夫をしてきたことが分かります。今日は,ドイツらしくソーセージとじゃがいも料理,そしてドイツでは農夫のスープと呼ばれる季節の野菜と豆のスープでした。じゃがいも料理のジャーマンポテトですが,これはあくまで日本人が付けた料理名です。ドイツ人がわざわざ「ドイツのじゃがいも」とは言わないですよね。似たような料理はあるようですが・・・。