今日の給食
わかめごはん ささかまの青のりチーズ焼き 仙台せり鍋 ずんだだんご 牛乳 【東北地方の郷土料理特集 宮城県の料理】
郷土料理特集最終日の今日は,わが町宮城県の料理でした。今日の給食の中で,郷土料理と呼べるものは「ずんだだんご(もち)」です。せり鍋は,まだ歴史が浅い仙台名物料理の一つですが,将来的には郷土料理の一つに加わるかもしれません。郷土料理とは,昔から,その地域でとれる産物を上手に活用して,風土にあった独自の調理方法で作られ,昔から伝えられてきた料理で,その料理の由来には歴史的な背景があります。また,その料理を作ったり食べたりする日や機会にも意味があり,そこには作物の収穫への感謝や,冠婚葬祭,家族の健康や成長のお祝い,御先祖様の供養など,地域や家族の絆を深める料理です。世界無形遺産として登録されている「和食」の定義の中にも,「郷土料理が継承されていること」が挙げられています。これからもずっと後世に継承していくためには,私たちと子供たちが郷土料理を知ることが重要です。今回,宮城の郷土料理についてお話を伺った先生から,ずんだもちの思い出話を伺いました。「ずんだはおばあちゃんが作ってくれました。夏に採れた枝豆を冷凍しておき,親戚がたくさん集まるお正月に作っていました。子供の頃は,おばあちゃんがすり鉢で枝豆をするときに,すり鉢が動かないように押さえるお手伝いをしていました。」という素敵なお話を伺いました。こうやって家庭の中で子供も一緒に関わっていくことが,次の世代に伝わっていくことにつながります。このような機会をそれぞれの御家庭でできることから始めてみてほしいと思います。
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