3月24日(金) 修了式

 本日が、令和4年度の最終日なりました。1時間目リモートで各教室をつなぎ修了式が行われ、1,2年生の代表生徒に、修了書が渡され、最後の学活では、担任より通信票が渡されました。この1年をしっかり振り返り、自分の成長を確かめ、4月からまた新たな目標のもと頑張ってほしいと思います。

(式辞の内容を一部抜粋して掲載します。)
『先日の、3年生を送る会は、この1年間で全校がそろった最初で最後の行事でした。その後の卒業式に至るまで、1,2年生の皆さんの、3年生へ感謝の気持ちを伝える取組みとして、心のこもった合唱、メッセージの作成、式会場準備、教室の装飾、その1つ1つに感激しました。感謝の思いを形にして表わすことができる。本当にすばらしいと思いましたし、まさに、桜中生の皆さん全体にこころが育っている。と感じました。
 人との関わりの中で、自分はどう振る舞うべきか、あいさつの仕方、困っている友だちへの声の掛け方、集団の中での協力の仕方などなど、コミュニケーションの仕方が分かってきて、「協力できるようになった」「相手の気持ちが分かるようになった」「素直になった」「我慢が出来るようになった」「人にやさしくできるようになった」「悪口を言わなくなった」など、自分の心を自分でしっかりとコントロールする、自立の精神、自己管理ができるようになってきたと思います。

 もしかすると、皆さんの中には、他の人と比べて自分は何も成し遂げていない。中途半端で、何も頑張っていない。と自己評価の低い人がいるかもしれません。パナソニックの創業者で経営の神様と言われた松下幸之助氏は、次のような言葉を残しています。
「人と比較して劣っているといっても、それは決して恥じることはない。」だだ、「去年の自分と今年の自分を比較して、もし今年の自分が劣っているとしたら、それこそ、恥じるべきことである。」
 どうしても自分と他人との違いは気になってしまうものです。時には他人と比較して悔しい思いを持つことがあります。しかし本当に比べるべきは、他人ではなく自分だということです。去年の自分と比べて今年の自分はどれほど成長できたか。少しでも前に進めたかどうかが大事です。そういう意味では、皆さんは、自信をもって、この1年の間に成長があったと言えると思います。

 今日は、この後、通信票を受け取りますが、学習面での成績のほかに、所見欄には、皆さんの頑張りやこれからの頑張りポイントが書かれています。
来年はどのような自分でありたいか。自分の未来は、自分で創るんだ。という強い信念と目標をもって4月を迎えてほしいと思います。特別なことをすることはありません。進級にあたり、心構えをしっかり持つということです。「当たり前のことを当たり前にできる。」これって実はすごいことです。桜中では、「凡事徹底」や「桜中のプロとして」という伝統があります。新学期も、1つ1つのことに一生懸命にさらに成長していくことを期待して修了式の言葉とします。』

 誰ひとり変化・成長のなかった者はありません。少しの前進でも、前進できたことをよりどころとし、次年度もまた、次のステージで頑張れるように寄り添い、背中を押していきたいと思っております。
 今年度、1年間本校の教育活動に、ご理解とご協力をいただきました関係各位、保護者の皆さま、地域の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
1年生代表の言葉DSCN7078.JPG2年生代表の言葉DSCN7080.JPGさくら学級代表の言葉DSCN7083.JPGリモート式会場の様子DSCN7091.JPG
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