11月下旬から12月にかけての校内授業研究では「道徳」を取り上げる先生方が多くいました。道徳は以前からもカリキュラムに入っていましたが，2018年（平成30年）4月から「特別の教科　道徳」として教科として扱うようになりました。昔は副読本を使ったり，TVなどを視聴するなど道徳的な話を読んだり聞いたりすることが多くありましたが，今は，答のない課題に対して自分の考えをアウトプットすることが重視されており，自分ならどうするかといった，「考える道徳」「議論する道徳」になることが強調されています。
　授業研究を行った５年生の学級では，葛藤する心の様子をクロムブックを使って可視化し，考えを発表していました。1年生の教室では，ワークシートに自分の気持ちを書いたり，お手紙のようにして記述したりしながら，自分だったら…という視点に立って考えを述べられるよう工夫しながら授業を進めていました。子供たちも素直な気持ちを書き，友達の考えも聞きながら学習を深めていました。