第1学期終業式

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月1日(月)から始まった令和2年度第1学期が本日10月9日(金)で最終日を迎えました。今日の日程は1〜3校時が普通授業,4校時に終業式,そして5校時にお待ちかね通信票配付でした。
 終業式は始業式と同じく放送で行い,1〜3年の各学年を代表して3人の生徒が「1学期を振り返って」と題して感想を発表しました(写真1枚目)。その後の校長コーナーで,こんな話をしました。
 『1年生は小学校を卒業したのに中学校になかなか入学できず,入学式前なのに何度も中学校に来ることになり,せっかく新しく作った制服も1度しか着られませんでした。2・3年生は,大きな目標としていた市中総体やコンクールが中止となり,ジリジリするような緊迫感も勝利の喜びも敗戦の悔しさも味わうことができませんでした。
 3密を避け,マスクを着用し,手洗いをこまめに行い,給食や掃除のやり方も変えるなど,新しい生活様式に沿ったウイルス対策も大変でした。夏休みもずいぶん短くなってしまいました。
 それでも,この1学期はうれしいことや楽しいことがたくさんありました。私にとって一番うれしかったことは,6月1日の始業式でお願いしたとおり,生徒の皆さんが「コロナに負けない,活力に満ちた学校づくり」に一緒に取り組んでくれたことです。コロナ対策である新しい生活様式は不自由なことが多く,終わりが見えないだけに大変ですが,みんな真剣に実行していました。
 市中総体に代わる各部ごとの引退試合もそれぞれ良かったです。3年生から2年生へのバトンタッチがスムーズに行われ,今は明日からの市新人大会に向けて1・2年生の新チームが頑張っています。
 学校行事については,皆さんの「絶対にやりたい」という熱意と,「こんなふうにしたらできる」という工夫で,予定を変更しながらも職場体験と合唱コンクール以外は実施することができました。鶴中祭は盛り上がりました。1年生の校外学習,3年生の修学旅行も楽しかったです。運動会と2年生の野活はこれからですが,いまから楽しみです。
 1学期は今日で終わりますが,学校生活はまだまだ続きます。学校生活においてはみんなが「当事者」です。楽しく充実したものにするためには,あなた自身の力が必要なのです。人任せにして待つのではなく,あなたが工夫や努力をして創っていくのです。1学期の様子を見ていて,皆さんならきっとできると思いました。今日渡される通信票をよく見て,新たな気持ちで2学期もまた頑張ってほしいと願っています。』
 過日の保護者会の挨拶と似たような話ですが,生徒は初めて聞くのでお許しを。
 今日は写真をもう2枚載せます。1年生がいる3F廊下には,9月4日(金)に行った校外学習のまとめが掲示されています。登米町で学んできたことがそれぞれの感性できれいにまとめてあり,読んでいて楽しくなります(写真2枚目)。
 また,運動会に向けた準備も進んでおり,縦割りダンスは1〜3年合同体育で練習できるところまできました。写真3枚目のように3年生が前の方で見本を示しながら,後方の1・2年生に教えています。生徒はうらやましいぐらいすぐに振付を覚えます。>1学期を振り返って
校外学習のまとめ縦割りダンス練習
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