夏休み前日,体育館で朝会をしました。
校長先生のお話です。
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先週はたくさんの雨が降って宮城県の中でも大きな被害がありました。新聞記事を見るとせっかく育てた大豆の畑が水浸しになってしまったり家の中に大量に水が入ってきたりして,大変な様子がわかります。早めに避難をしていて命が助かったけれど,これからどのように生活していくかと困っている方々がたくさんいらっしゃいます。皆さんがそうした方々を直接助けることはまだ出来ないかも知れませんが,まず被害の大きさなどを知ることが大切です。新聞やテレビのニュースをよく見てどんなことがおこったのかよく考えるようにしましょう。
さて明日から夏休みです。担任の先生からどんな宿題がだされたでしょうか。これまで勉強したことを忘れないように計算や漢字の練習も必要ですが,自分でテーマを見つけて調べるという宿題もあると思います。校長先生は天気のことを本で少し調べてみました。空に浮かぶ雲は水や氷の細かい粒でできていて,夏に出てくるもくもくとした大きな雲の中にはプール1万杯くらいの水が含まれているそうです。災害が起こるときにはこうした雲がいくつもやってきて1時間に100ミリ以上の雨が降ることもあるのです。さて1時間に100ミリとはどのくらいかというと,たてよこ1メートルのところつまりみんながその場で手を広げてくるっと回る広さくらいに小さめのお相撲さんが落ちてくるのと同じ重さだそうです。雨はここだけに降るわけではありませんね。何万人ものお相撲さんと同じくらいの重さの雨がふって来るということです。その水が低いところにたまれば川が溢れたり崖が崩れたりしますね。このようにニュースで見たことなどをきっかけにして調べてみるだけでもいろいろなことがわかります。ぜひ自分で決めたテーマで調べたり実験したりしてみましょう。
夏休みにもう一つ大切なのは何かを体験することです。自然の中で活動したりスポーツや音楽を楽しんだり絵を描いたり読書をしたりすることで皆さんの経験値を高めてほしいです。ただし命を守るために知っておいてほしいことがあります。たとえば海には沖に向かって水が流れる場所があること,川では自分のいないところで雨が降っても急に水かさが増すことがあることなどです。水辺で遊ぶ時には家族の方と一緒にどういうことに気をつけたら良いかよく調べてから出かけましょう。そして泳ぎが上手な人でも必ずこうしたライフジャケットを身に着けて活動してください。
他にも気をつけることを学級や家族で話し合って夏休みを楽しく過ごしましょう。8月25日に全員が元気に学校に来るのを楽しみにしています。
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生徒指導の先生からは「夏休みのくらし」についてお話がありました。
最後にスナッグゴルフの全国大会に出場した皆さんの表彰を行いました。
前日校長室で行われた報告会では,
「予選の時より気持ちを強く持てた。」
「強い人と試合をすることで自分も強くなった。」
「負けたのは悔しかった。」
「今日も練習したい。」
などの話が子どもたちからあり,大きな経験をしたのだと感じました。
生出小学校の子どもたち全員がいろいろな体験をすることで自分を高める方法や進む方向などを見つけて行ければ良いと思います。