薫る木草の鹿野の里より

仙台市立長町中学校校長ブログ

長町・鹿野地区合同防災訓練

 2学期が始まって間もないところですが、今日(10月14日)は、「長町・鹿野地区合同防災訓練」が実施され、本校では1年生が参加しました。9時発災という想定で、生徒は一時(いっとき)避難所を経由して、それぞれの指定避難所に避難し、避難所ごとに簡易トイレの組立てやアルファ米の炊出し等の訓練に参加しました。
 長町小を避難所とする生徒以外は、その後長町中学校に集合し、太白消防署、同署八木山出張所、同署秋保出張所の皆さんの指導の下、「救命入門コース」を受講しました。生徒達は、胸骨圧迫の方法やAEDの操作方法等について、実技を交えて熱心に学んでいました。人命救助に当たって、一刻も早い救命措置の必要性や、周りの人と協力することの大切さなどについて、理解を深めたようです。
 実際に起こらないことを願いますが、万が一、災害や救急救命の場面に遭遇したときに、頼りになる長中生であることを期待しています。
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明日から夏休みです

 今日(7月20日)は夏休み前最後の授業日でした。5校時には夏休み前集会と県中総体・合唱団・吹奏楽部激励会、水泳部の市中総体報告会を行いました。
 4月からの約3か月間、長中生は期待する方向に向かって、着実に成長してきました。日々の学習はもちろん、修学旅行や、職場体験、校外学習、市中総体、そして先日の合唱コンクールなどの行事を通して、様々な体験を重ねる中で、「体験」したことを「経験」としてとらえ直し、次に生かしていこうと努力してきました。
 明日から夏休みという節目の日に,長中生には、改めて今の自分の姿,姿勢を振り返り、この3か月間の成長を確かめてほしいと思います。成長の度合いは人それぞれ違いますが、自分は、自分たちは「やればできる」ということを確認し、自分自身の目標に向かって着実に前進する、充実した夏休みにしてほしいと願っています。

「たとえば地を平かにするがごとし。一簣を覆うといえども、進むは吾が往くなり。」(『論語』子罕第九より)
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市中総体、今年も大活躍

 10日〜12日に行われた市中総体が無事終了しました。今年は4年ぶりに一般応援が実施できることになり、野球、バスケットボール、バレーボールの応援に、文化部や部活動に所属していない生徒が参加しました。十分な時間をかけての応援練習はできませんでしたが、選手と応援の生徒が心を一つにして試合に臨む姿を見て、胸が熱くなりました。
 校舎改築の影響で校庭が使えない状況にあり、学区内の三つの小学校の校庭・体育館をお借りし、また、近隣の大学のテニスコートも使わせていただいて、生徒達は練習に励んできました。今の長町中は、練習環境的には決して恵まれている状況にはありません。しかし、そのことに不満を抱くのではなく、今ある現状を受け入れ、自分たちを支えてくださっている様々な方々に感謝しながら、今できることに精一杯取り組んできたことが、市中総体でのすばらしい結果につながりました。
 これまで、御支援・御協力いただきました皆様に、心より感謝申し上げます。
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明るいあいさつ

 新学期が始まって3週間が過ぎました。生徒達は決意も新たに学習や部活動に励んでいます。1年生も少しずつ中学校生活に慣れてきているようです。
 今週、生徒会執行部の生徒が朝の挨拶運動を行いました。朝から大きな「おはようございます!」の声が校内に響くと、とても清々しい気分なります。学区内の小学校の校長先生や地域にお住まいの方からも、長中生の挨拶が立派だというお褒めの言葉をいただいています。
 今年度の本校の協働型学校評価の到達目標は「自ら考えながら学校や地域のために積極的に関わることができる生徒の育成」であり、「明るいあいさつ」を重点的な取組の一つとして掲げています。長中生には、自分から進んで、明るく元気な挨拶をすることが人間関係を豊かにしていく第一歩だということを常に心に留めて、学校生活を送ってほしいと思います。
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令和5年度スタート

 ブログの更新が滞ってしまい、大変申し訳ありませんでした。
 昨日(4月10日)、着任式と1学期始業式、今日は入学式を行い、令和5年度が本格的にスタートしました。
 始業式では、WBCでの大谷翔平選手の言葉を紹介しながら、やる前から自分で限界を決めたりしないで、可能性を信じて、自限界を超えるための挑戦をしてほしい、という話をしました。思いどおりにいかないときでも、一つずつ克服していけば、その成功体験が自信につながり、心を強くしていくこともできるはずです。長中生なら「やればできる」と信じています。
 入学式では、「長町プライド」を受け継いでいくために、心に留めてほしいことを三つ話しました。一つ目は、自分の目標をしっかり持つこと。二つ目は、失敗をおそれないこと。三つ目は、人を思いやる心と感謝する心を持つことです。長町中学校の一員として、一歩一歩着実に前進していく1年生であってほしいと願っています。
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明けましておめでとうございます

 明けましておめでとうございます。
 本校では,今日,冬休み明けの集会をリモートで開催しました。3年生は先週の6日から,1,2年生も昨日から登校していましたが,昨日は全学年が実力考査を実施していたため,今日の開催となりました。
 集会では,各学年代表の3名の生徒が大変立派に新年の抱負を発表しました。代表以外の生徒も,新しい年のはじまり,学校の始まりに当たり,気持ちを新たにしていることと思います。まずは,その新鮮な気持ちを大事にしてほしいと思います。
 また,私からは,「睦月」や「如月(衣更着)」などの和風月名のことや,2年生の国語の教科書に載っている大岡信の「言葉の力」の冒頭部分を取り上げながら,言葉の大切さについて話をしました。今年一年,長中生一人一人が,自分の発する言葉の一つ一つを大切にしながら学校生活を送り,大きく成長していく年となることを期待しています。
 関係の皆様におかれましては,本年も引き続き,長中生の活躍を温かく見守ってくださいますよう,よろしくお願いいたします。
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地域で活躍する長中生

 このところ,毎週末のように長中生が地域の行事等に参加し活躍しました。10月15日(土)には4年ぶりに実施された「地域防災訓練」(今年度は太白区総合防災訓練でもありました)に1年生が参加し,いっとき避難所を経由して各指定避難所への避難を体験しました。また,長町中学校が指定避難所となっている生徒は,避難所準備委員会の役員の皆さんと体育館で仮設トイレの組立訓練を行いました。
 10月16日(日)に開催された「太白区民まつり」には吹奏楽部が参加し,ステージ発表のトップを飾りました。翌週の10月22日(土)には「長町交流フェスタ」に合唱部とあかつき学級が参加しました。吹奏楽部と合唱部は1・2年生の新体制となってから初めての対外的なステージとなりましたが,緊張しながらも見事な演奏や合唱を披露しました。あかつき学級は授業で制作した作品の販売実習を体験しました。翌23日(日)には「ケアブレンドカフェ太白 in 聖和学園」に12名の生徒がボランティアとして参加しました。さらに,11月3日の文化の日には,宮沢橋の東側壁面に絵を描く「Art Standing in SENDAI」(仙台商工会議所青年部主催)に美術部の生徒が参加しました。
 また,10月19日(水)と20日(木)に長町小,鹿野小,長町南小,芦口小と合同で実施した朝の挨拶運動「モーニングフレッシュ」には,約130名の生徒が参加しました。
これからも,地域に進んで関わり,貢献しようとする長中生であってほしいと思います。
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2学期のスタートに

 今日(10月13日)から2学期がスタートしました。5日間の短い秋休みでしたたが,長中生は新学期に向けてリフレッシュできたのではないでしょうか。
 始業式で,「習慣化」についての話をしました。ロンドン大学のPhillippa Lally博士らの研究によると,「習慣化」するまで,簡単な行動だと18日,難しい行動では254日,平均すると66日かかるとのことです。
 これはつまり,簡単な行動であっても、「3日で習慣化する」ということはなく,習慣化するためには、最低でも3週間ぐらい(18日間)は必要だということです。また,「3週間あれば習慣化できるわけではない」ということでもあります。習慣化には平均して66日(約2か月)必要で,複雑で負荷の大きい行動の習慣化にはさらに長い期間が必要となります。なかなか習慣化できなくても,途中で諦めたり,自分を責めたりせず,とにかく続けることが大切だということを意味していると思います。
 2学期スタートに当たって,新しいことや,今までやろうと思っていたけれど途中で挫折していたことに改めて挑戦してみようと思っている人もいるのではないかと思います。長中生一人一人が,学習面においても,生活面においても,望ましい習慣をしっかりと身に付け,力を伸ばしていくことを期待しています。
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球技大会

 昨日(9月29日),カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で,球技大会を行いました。
 夏休み明けから始まった仮設校舎での生活も,約1か月が経過しました。工事の準備が進むにつれて,校庭やテニスコートなど,使えなくなった場所も出てきており,窮屈な思いをしている生徒も多いのではないかと思います。球技大会に向けた練習も場所の関係で十分でなかったかもしれません。
 そんな中,カメイアリーナ仙台の広い体育館で,全校そろって球技大会を実施することができたことを,大変うれしく思います。準備に当たってきた実行委員やバレーボール部員に感謝したいと思います。
 試合を見ていると,学年が上がるごとにレベルが高くなり,3年生は熱戦に次ぐ熱戦を繰り広げていました。全力でボールをつなぎ合うことで,心のつながり,クラスの絆がより一層深まったと感じた一日でした。
 閉会式では,3年生からこれからの長町中を担う1,2年生にメッセージが送られました。式次第にはなかったサプライズでしたが,メッセージの内容や青学年(3年生)伝統の「エッサッサ」の演技はとてもすばらしく,感動的でした。今日の球技大会は,中学校生活を彩るかけがえのない1ページとなったものと思います。
 保護者の皆様には朝早くから,生徒の会場までの移動を見守っていただくとともに,多くの方に会場に足を運んでいただき,生徒のプレーに心の中で熱いエールを送っていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
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防災講話を行いました

 今日(9月9日)の午後は,東北福祉大学総合福祉学部の阿部利江先生を講師にお招きし,「これからの防災をともに考える〜誰もが取り残されない地域を目指して〜」と題して,防災講話をしていただきました。阿部先生からは,「防災」の意味や,災害ボランティアの活動,「マイ・タイムライン」(住民一人一人の防災行動計画)を作ることの大切さ,防災行動をとる際に支援を必要とする人(災害時要援護者)がいること等についてお話があり,生徒たちは各教室で,オンラインによる講話を視聴しながら,学習シートに熱心に自分の考えを書き込んでいました。また,阿部先生の講話に先立って,本校の元山祐一教諭が,防災という視点から,長町中学校区の歴史や,地理上の特徴などについて講話を行いました。自分が住んでいる地域の災害の危険性について,初めて知った生徒も多かったようです。
 「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが,近頃は1年のうちでも数回,避難所を開設するような災害が起きています。中でも,今年の7月13日の大雨では,授業中に太白区の土砂災害警戒区域に避難指示が発令され,長中生も,住んでいる地域によっては集団下校をしたり,保護者の方に迎えに来ていただいたりしました。
 今や災害は忘れた頃にやってくるものではなく,ごく身近にある危機となっています。長中生には,自分自身や家族の命を守るために,災害が発生したときに,どのように行動することが必要なのかを,しっかりと考え,知っておいてほしいと思います。
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