薫る木草の鹿野の里より

仙台市立長町中学校校長ブログ

防災講話を行いました

 今日(9月9日)の午後は,東北福祉大学総合福祉学部の阿部利江先生を講師にお招きし,「これからの防災をともに考える〜誰もが取り残されない地域を目指して〜」と題して,防災講話をしていただきました。阿部先生からは,「防災」の意味や,災害ボランティアの活動,「マイ・タイムライン」(住民一人一人の防災行動計画)を作ることの大切さ,防災行動をとる際に支援を必要とする人(災害時要援護者)がいること等についてお話があり,生徒たちは各教室で,オンラインによる講話を視聴しながら,学習シートに熱心に自分の考えを書き込んでいました。また,阿部先生の講話に先立って,本校の元山祐一教諭が,防災という視点から,長町中学校区の歴史や,地理上の特徴などについて講話を行いました。自分が住んでいる地域の災害の危険性について,初めて知った生徒も多かったようです。
 「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がありますが,近頃は1年のうちでも数回,避難所を開設するような災害が起きています。中でも,今年の7月13日の大雨では,授業中に太白区の土砂災害警戒区域に避難指示が発令され,長中生も,住んでいる地域によっては集団下校をしたり,保護者の方に迎えに来ていただいたりしました。
 今や災害は忘れた頃にやってくるものではなく,ごく身近にある危機となっています。長中生には,自分自身や家族の命を守るために,災害が発生したときに,どのように行動することが必要なのかを,しっかりと考え,知っておいてほしいと思います。
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