薫る木草の鹿野の里より

仙台市立長町中学校校長ブログ

授業再開

 まだ残暑は続いていますが,朝晩は大分秋めいてきました。本校では,昨日(8月22日)から,全学年が揃っての夏休み明けの授業が始まりました。3年生は授業時数確保の関係で,一足早く先週の18日から授業を再開していましたが,仮設校舎という,これまでとは異なる環境での新たな学校生活が始まっています。いろいろとまどうこともあると思いますが,今までエアコンがなかった図書室や理科室などの特別教室にもエアコンが設置されなど,環境が良くなった部分もあります。健康で元気に充実した生活が送れるよう,頑張っていきたいと思います。
 今年の夏休みも,部活動で,県大会,東北大会,全国大会に出場し,活躍した生徒がたくさんいました。全部というわけにはいきませんでしたが,各会場で一生懸命活躍する長中生の姿を目にし,大変誇らしく思いまいした。この得がたい経験は,生徒達にとって必ずやこれからの成長の糧になっていくものと信じています。
 夏休みが終わり,生徒達は改めてスイッチを入れ直して,中学生の本分である学習はもちろん,文化発表会やコンクール,新人大会等を目指し,努力を積み重ねていくことになります。また,3年生は,卒業後の進路選択を見据えた努力も必要になってきます。壁にぶつかっても諦めず,先生や友達,家族に相談したり,自分自身で様々創意工夫したりしながら,困難をたくましく,しなやかに乗り越えていく長中生であってほしいと願っています。
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今日から夏休みです

 今日(7月21日)から夏休みです。1学期前半である4月から昨日までの約3か月間,新型コロナウイルスの影響で様々な制約がある中ではありましたが,入学式,修学旅行,職場体験,校外学習,市中総体,校内合唱コンクールと大きな行事も無事行うことができました。それぞれの場面で,長中生一人一人が,目標に向かって困難を乗り越え,小さな努力を一つずつ積み重ねてきた成果を見ることができました。「長町プライド」を胸に,頑張る長中生の姿を大変誇らしく思います。
 さて,先週の15日に開催した校内合唱コンクールには大変多くの保護者の皆様に足を運んでいただき,ありがとうございました。一昨年の合唱祭,昨年の合唱コンクールは,生徒のみで開催し,保護者の参観を御遠慮いただきましたので,3年生の保護者の皆様にとっては,最初で最後の合唱コンクールの鑑賞ということになりました。感想を拝見すると,各クラスの心を一つにした合唱にたくさんのお褒めの言葉をいただきました。また,他のクラスの合唱を聴く態度の良さも,高く評価していただいたことを大変うれしく思っています。生徒達にとって,合唱コンクールはクラスの絆を一層深めるすばらしい機会となったものと確信しています。
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合唱コンクールに向けて

 校舎内に生徒の歌声が響く季節がやってきました。今日(6月29日)から合唱コンクールに向けた強化期間のスタートです。感染症対策のためにマスクを着用し,距離を十分取って,一方向を向いての練習ということで,歌いにくさはあるものの,生徒達は一生懸命練習に励んでいます。初日の今日は,声の大きさなどもまだまだという感じでしたが,「さすがは3年生!」と思う場面もありました。これからの約2週間での成長を楽しみにしたいと思います。
 7月15日の仙台サンプラザホールの本番のステージにたどり着くまでには、各学級とも,様々な悩みや葛藤を経験することと思います。しかし,それを乗り越えていく過程にこそ,校内合唱コンクールの意義があると言っても過言ではないでしょう。
 異例の短さで梅雨明けし,暑い中での強化期間となりますが,今年も「合唱の長町」の本領を発揮してほしいと願っています。
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大活躍した市中総体

 6月11日〜14日に開催された市中総体では,今年も長中生が大活躍しました。時間や会場の関係で残念ながら応援に行くことのできなかった競技もありましたが,各会場を回り,長中生のすばらしい活躍を見ることができました。
 スポーツでは,試合の流れを決める一球,一打,ワンプレーというものがあります。後から振り返れば,「あの時こうしていれば……」という思いは誰でも抱くと思いますが,試合の最中には,それはなかなか分からないものです。だからこそ,試合本番はもちろん,練習段階から一瞬一瞬を大切に,一つ一つのプレーに集中して取り組むことが必要なのだと,多くの試合を見ながら改めて感じました。
 部活動での,これまでの日々の練習は決して楽しいことだけではなく,辛いこと苦しいこともたくさんあったと思います。それでもここまで部活動を続けてきたということ,そのこと自体が,生徒にとって大きな財産となっているはずです。この財産をこれからの学校生活に,しっかり生かしていってほしいと思います。
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学年行事,無事終了!

 先週後半,各学年が大きな行事を実施しました。
 1年生は,「興味を学びへ」のスローガンの下,25日(水)に宮城蔵王で校外学習を行いました。当日は天気にも恵まれ,お釜周辺の散策や,こけしの絵付けを体験しました。
 2年生は,新型コロナウイルス感染症の影響で,昨年,一昨年と実施できなかった職場体験を市内84箇所の事業所の御協力をいただき,25日(水)〜27日(金)に実施しました。働くことの大切さや意義について考える良い機会となったものと思います。また,達成感や充実感を味わった生徒も多かったようです。
 3年生は,「秀楽良好 〜青の絆を深めよう〜」のスローガンの下,25日(水)〜27日(金)に栃木・横浜・東京ディズニーシーでの修学旅行を楽しんできました。今年の修学旅行は従来の2泊3日の日程に戻すことができましたが,班別の自主研修などは実施を控えざるを得ませんでした。それでも,普段の教室では気付かない友達の新たな一面を見つけることもできた3日間となったのではないでしょうか。
 行事を通して,生徒たちは一回り大きく成長します。今回の学年行事の経験が,これからの学校生活に生きてくることを期待したいと思います。
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長中生のすばらしい行動

 前回,長中生のさりげない優しさについての記事を載せましたが,また,市民の方からうれしいお話をいただきました。
 5月19日の朝,長町7丁目のショッピンクセンター付近で,自転車と自動車が接触する事故があり,通りかかった長町中の男子生徒3名が自転車の撤去等の手伝いをしてくれたとのことでした。事故に遭われた方と,事故処理の手伝いをされていた方それぞれから,お礼の電話をいただきました。「助けていただいたのに,きちんとお礼を伝えられなかったのです。とても助かりました。」「本当にありがとうございました。」とのことでした。
 後日確認したところ,この男子生徒は2年生の3名であることが分かりました。
 本校の協働型学校評価の到達目標は,「自ら考えながら学校や地域のために積極的に関わることができる生徒の育成」ですが,生徒一人一人は着実に成長しているものと確信しています。
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さりげない優しさ

 先日,本校を訪問された方から,次のような内容のメールをいただきました。
 その方は,車に戻ろうとしたときに,慌てていたため,職員玄関の外で車のキーを落としてしまったそうです。すると,ジャージを着た生徒が,その車のキーを拾って,「大丈夫ですか?」と優しい声をかけてくれたのだそうです。
 「些細なことかもしれませんが,そのようなことが自然にできる長町中の生徒は,とてもすばらしいと感動しました。何か久しぶりに温かい気持ちにさせられました。そして,その日一日を,とても良い気持ちで過ごすことができました。」とメールにはありました。
 困っている人のために,さりげなく優しさを発揮できる長中生を誇りに思います。
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レジリエンス

 大型連休も終わり,生徒たちは元気に学校生活を再開していますが,連休明けに心配されるのが「5月病」です。なんとなく体調が悪い,やる気が出ないなど,心身に不調があらわれる状況をいうとされています。
 「5月病」への対応策としては,ストレスをためないことが大切です。一般的に,ストレスへの対処法としては,友人と交流する,笑う,趣味などの自分の好きなことができる時間を大切にする等が有効だといわれます。無理に我慢したり,「こうでなければならない」と一つの方法にとらわれて自分を追い込んでしまったりせずに,上手に気分転換できるようにしたいものです。
 本校では,「今年度の重点的な取組」の一つとして,「豊かな心と健やかな体の育成」を掲げ,そのための方策の一つとして「レジリエンスの育成」を挙げています。「レジリエンス」とは,ストレス場面からの心理的な回復力のことをいいます。「5月病」に限らず,長中生が,様々な困難を乗り越え成長していくたくましさ,しなやかさを身に付けられるよう支援していきたいと思います。
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桜蘂降る

 先日,テレビのニュースで桜に関連した様々な言葉を紹介していました。その中で,「桜吹雪(さくらふぶき)」や「花筏(はないかだ)」などの言葉と一緒に,「桜蘂降る(さくらしべふる)」という言葉が取り上げられていました。これは,桜の花が散った後に残った赤い蘂(しべ)が落ちる様子を表現した言葉で,俳句の春の季語にもなっているそうです。
 長中武道館の前の桜はもうすっかり葉桜となってしまいましたが,木の下にはわずかに落ちた桜蘂が残っていました。
 ところで,本校の一番大きな桜の木は樹勢が衰えてきたために,3月に養生をしてもらいました。そのおかげもあって,今年もきれいに花を咲かせ,満開の時期には,各クラスがこの桜の前で集合写真を撮影しました。教室に掲示してあるクラスもありますので,学校にお出での際は御覧ください。
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各教科の授業が始まりました

 今日で入学式から1週間が経ちました。1年生も少しずつ中学校の生活に慣れてきていることと思います。
 先日,リモート形式で行った対面式で,1年生に向けて人との関わりや挨拶の大切さについて話をしました。挨拶については,「先にするのが長中ルール」という,昇降口に貼られている言葉も紹介しましたが,今朝,昇降口に立っていると,先週より大きな声で挨拶が返ってきて,とても清々しい気持ちになりました。
 先週は各学年とも新年度の新たな人間関係づくり,学級づくりの一週間でしたが,各教科の授業も今日から本格的に始まりました。校舎内を巡回してみると,教科担任の先生が自己紹介をしたり,授業(学習)の進め方について説明をしたりする様子などが見られ,1年生はもちろん,2,3年生も真剣に話に耳を傾けていました。
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