1学期終業式の校長先生のお話

10月朝会.JPG   今日で,1学期が終わります。1年生が入学して,新しい学年に一つずつ進級したのが4月ですから,もう,6か月が経とうとしています。みんな,大きくたくましくなりました。校長先生は,1学期の始業式で,「秋保小学校が『いつも笑顔があふれる楽しい学校』にしていきましょう」と話しました。その結果,先生方も,それぞれのクラスで「いつも笑顔があふれる楽しいクラス」を目指して1学期を過ごしてきました。皆さんは,学校に来るのが楽しみでしたか。授業は,楽しかったですか。1学期には運動会がありましたが,全力で取り組みましたか。クラスの友達に優しくできましたか。残念なことに,今年4月折立中学校の2年生がなくなりました。6月の朝会で校長先生は「言葉の力」の話をしましたね。言葉は便利ですが,気付かないうちに相手の心を突き刺す「とげ」になることがある。つい友達やお家の人を傷つける言葉を発してしまうことがあるので,注意してくださいと話しました。皆さんは,友達を傷つけることを言っていませんか。言葉だけでなく叩いたり,相手の体を傷付けたりすることはなかったでしょうか。
 昨日,校長先生は絵本作家の「滝口たまみ」さんという方の話を聞きました。澤口さんは,虫が大好きで,虫の絵本をたくさん書いています。ダンゴムシの話やカメムシの話。クワガタやカブトムシの話。カマキリの話など。虫のつぶやき,心の声の話を聞いてきました。その中でカメムシの話をします。カメムシはくさいと思いますか。カメムシはくさいときはカメムシに危険が迫っていてそれを仲間に知らせるときだそうです。だから,普段はくさくないのです。次にカマキリの話。カマキリの卵から何匹子どもカマキリを産むか知っていますか。答えは,100〜200匹です。成虫になるのはそのうち数匹です。ということはほとんどが成虫になるまで死んでしまうのです。逆に言うと,生き残るために多くのカマキリを産むのです。澤口先生は,最後にこんなことを言っていました。「死にたくなったら自然を見てくださいと。空を見上げてくださいと。山を見てくださいと。花を見てきれいだなと感じてくださいと。みんなも,いやなことや元気がなくなったら,自然を見て,虫と遊んでみてください。きっと元気が出るはずです。さて,今日は,これから担任の先生から通信票をいただきます。皆さんが,この1学期にだれだけ「成長」したかが書かれているはずです。先生が皆さんのことをよく見て書いてくださいました。
「挨拶や返事が気持ちよくできるようになりました」
「話し合い活動では,新しい意見を考えて積極的に発言していました。」
「苦手な漢字の学習を努力して取り組み,力を伸ばしました。」
「リーダーとしての自覚を持ち,下級生のお世話ができました。」
校長先生は,一人一人の頑張りが書かれた通信票を読ませていただきました。先生方が,皆さんの努力を認め,応援していることがよく分かりました。皆さんも通信票に書かれていることを振り返るとともに,また,十分にできなかったところは,2学期からもっとよくなるように頑張ってほしいと思います。 さて,明日から短い秋休みです。地域では向泉寺祭りや秋保神社の稲刈りが体育の日に行われると聞いています。秋保小学校の目指す子ども像の一つである「地域に愛着を持つ子ども」の実践のためにも,ぜひ地域の行事に参加してみてください。
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