南材小blog「南の星ニュース」

今日は「八軒中学校区総合防災訓練」。絶好の訓練日和となりました。今年の訓練会場は八軒中学校です。




▽１時間目は各クラスでの「防災をテーマにした学習」。

１年生「じしんがおきたらきけんなところは？」




２年生「ぼうさいくんれんにさんかしよう」




３年生　wakkaさんによる「防災・減災講座」




なかよし・たんぽぽ学級「ひなんくんれん」




４年生「避難所シミュレーション」




５年生「河川氾濫に備えよう」




６年生「地震と津波のメカニズム」




▽２校時は「河川氾濫」を想定した「垂直避難訓練」を実施しました。全校児童が約３分で４階に移動し、安全を確保することができました。「お・は・し・も」の約束を守った、すばらしい避難行動でした。





訓練後、校長からは「講評」としてこんな話をしました。
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今日の避難訓練は、大雨が降って、広瀬川が溢れ、南材小まで川の水が流れてきた時を考えた訓練でしたね。いつもの「お・は・し・も」の約束は守れましたか。すばやい行動、とても立派でした。

南材小は広瀬川が溢れたときに最大高さ３ｍの水に囲まれるかもしれない場所です。みなさんにもそのことをしっかり知ってもらうために、秋休み中に中央階段に「ここまで水が来ますよ」という表示を作りました。見ましたか？こうした時は、できるだけ高い場所に素早く逃げることが必要です。海の近くにいて「津波がきます」と言われた時も同じです。できるだけ高い場所に素早く逃げます。

あの広瀬川が溢れるなんて、信じられないかもしれません。でも、この町の歴史を調べると、南材の町はこれまで何度も洪水に襲われていたことが分かっています。詳しくはそれぞれのクラスルームに資料を貼っておいたのであとでぜひ見てくださいね。

今は、百年に一度とか、千年に一度起きるという災害が、ある日突然起こる時代です。またこの学校が洪水に襲われることがあっても不思議ではありません。たったひとつしかない自分の命、そして、家族の命を守るため、こうした訓練を大切にしていきましょう。そして、今日家に帰ったら、「もしも広瀬川が溢れたらどうするか」をぜひおうちの人と話し合っておいてください。

このあとは引き渡し訓練。そして、そのあとはおうちの方と八軒中学校に移動して、学年ごとにいろいろな訓練に参加します。この訓練のために、南材の町のたくさんの人が協力し合っています。中学生も頑張っています。６年生の皆さんは、１年後の自分たちの姿をイメージしながら、先輩たちの様子を見てきてください。

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〈軒下まで水が迫る河原町の家屋
　　　〜社会科副読本「広瀬川と町　わが南材」より〉


▽３校時は「引き渡し訓練」。保護者の皆様のご協力に感謝します。




▽４校時は八軒中に会場を移し、親子で様々な訓練に参加していただきました。交通指導隊の皆さんにも安全確保にご協力いただきました。ありがとうございました。




【濃煙体験】


【災害ＶＲ体験】


【初期消火訓練】


【防災グッズ等の展示見学】





昨年度は担任が引率しての体験・見学でしたが、今年は保護者の方も一緒にブースを回っていただいたことで、より防災への関心が高まったのではないかと思います。

▽今年は中学校で訓練を開催したことで、小学校の先生方にとっては、中学生となって活躍するかつての教え子たちと再会し、その成長に励ましの声を掛けてあげる最良の機会ともなりました。本当に頼もしく成長し活躍する卒業生の姿はうれしかったです。





▽地域の方の周到な準備、保護者の皆様の積極的な参加によって、今年の「総合防災訓練」も無事終了しました。皆様、お疲れさまでした。