2月26日 「風の環」〜武藤順九さんのこと

校長室
3連休明けの月曜日。先週降った雪もすっかり解けました。しかし、今夜から明日にかけては、東北地方の太平洋沿岸は「雪」だとか。昼前後には、それが信じられないくらいの青空が広がっていましたが、どうなるでしょう…。
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青空のもと、業間の中庭で生き物の世話をしていたのは「飼育委員会」の6年生たちです。いつも積極的にミニビオトープや水槽の生き物の世話やゴミなどの掃除をしてくれています。ありがとう。

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『池の主(ぬし)』みたいなフナもいるんですよ」と子どもたちが教えてくれました。たしかに立派なフナです。こんな童謡を思い出します
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6年生・国語「君たちに伝えたいこと」の授業。95歳だった医師・日野原重明さんが、子どもたち向けに書かれた「寿命」という時間の使い方について、メッセージです。こんな書き出しで始まります。

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君が今、12歳あたりだとすれば、95歳を過ぎたわたしの年齢は、君のおよそ8倍です。
時間の長さについてだけいえば、君が今日まで生きた年月を、わたしはもうすでに8回もくり返してきたことになります。

さて、君のおよそ8倍長く生きているわたしから、君に「寿命」の話をすることにしましょう。

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日野原さんからのメッセージはこんな風に始まります。

今日このクラスでは、全文を全員で通読していました。読んでいる子どもたちも次第に日野原さんのメッセージに引き込まれているようでした。卒業を前にした子供たちにぜひ読み味わってほしい文章です。

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4年生・図工「ほって表す不思議な花」の授業。初めて「彫刻刀」を使った4年生。お気に入りの花を板に描き、その花を彫刻刀で彫り、まずは黒インクで刷り上げました。そして、裏から色を付けて思い思いの花を完成させました。個性的な花がたくさん咲きました。

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▽先週の木曜日、南材小の歴代の校長先生方や歴代のPTA会長さんが集まる、年に1度の懇親会「顧問会」が開催されました。コロナ禍を挟んで4年ぶりの開催です。みなさん、本当にお元気でした。

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その会の中で、南材小卒業生・武藤順九さんのことが話題となりました。

9年前に南材小を会場として開催された「全国造形教育全国大会宮城大会」(図画工作分野の全国大会)の折に、世界的な彫刻家で本校の卒業生でもある順九さんから、南材小にいただいた「記念品」があるというのです。当時、順九さんには、子どもたちの授業などにも関わっていただいたという記録が残っています。また、以下の動画のように、東日本大震災の復興事業にもかかわってくださっている方でもあります。



私は、恥ずかしながら、校長としてその事実を正確に認識していませんでした。そこで、改めて校長室に眠っていたこの貴重なレプリカを「南材小創立150周年」の歴史の1ページを飾るものとして、玄関の「表彰ケース」内に飾ることにしました。それがこちら風の環2006〈モニュメント・ミニチュア〉」です。同シリーズの作品「風の環PAX2001」が「仙台国際センター」にも設置されています。

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今後来校された際に、ぜひご覧いただければ幸いです。

▽昨日25日(日)「南材少年野球部」の体験会が行われました。合言葉は「大谷グローブで野球しようぜ」。20名以上の小学生が集まり、大盛況だったと伺いました。

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今回のように、地域の団体であれば、「大谷グローブ」を貸し出すことが可能です。ぜひ多くの方にこのグローブに、そして、大谷選手の思いに、触れてほしいと思います。
2024.02.26 Monday 16:10 | - | -
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