梵天丸を楽しもうロボット部会WEB)
指導案・学習カード・プレゼンテーション用パワーポイントファイルを準備してあります。是非ご活用ください。

平成15年度ロボット活用部会のホームページが見れます

平成15年度の活動内容

 平成15年度のロボット活用部会では,これまでの実践を振り返りながら,ロボットに触れる子どもたちの思いを十分に生かし,個々の子どもたちが課題を解決していく授業を展開したいと考えた。
  ロボット活用部会で討議を重ねた結果,小・中・高の3校種が連携した授業が有効ではないかという仮説を立て,授業を設計・展開し,その検証を進めた。




平成15年度 情報教育研究推進委員会 ロボット活用部会「授業実践」

仙台市立連坊小路小学校 第4学年「総合的な学習の時間」(「情報教育」・「ものづくり」の領域:20時間)
「図工」(2時間)        -

活動名「連坊 夢工場へようこそ! 〜こちら,連坊ロボット工場〜」(全22時間)
レシピを参照するにはAdobe Readerが必要になります。ここからダウンロードしてください

(1)ロボット,見ーつけた
(活動時間:3時間)

@様々なロボットについて知る (活動時間:1時間)

A「あったらいいな」と思うロボットを考える。(図工:2時間)

 
(2)こちら,連坊ロボット工場
(活動時間:14時間)

@「梵天丸」の特徴をつかむ(活動時間:1時間)  
〜ロボット製作に入る前に(製作への意欲の喚起)〜

こんにちは 梵天丸
・・・・ <活用レシピ集:1

ディップスイッチを使おう
・・・・<活用レシピ集:3

リモコンで動かそう
・・・・ <活用レシピ集:4

A「梵天丸」を作ってみよう(活動時間:3時間)

B自分が作った「「梵天丸」を動かしてみよう(活動時間:3時間)

・サンプルプログラムの活用

「まきもの」で動かそう
・・・・ <活用レシピ集:7

ジャストストップゲームをしよう
・・・・ <活用レシピ集:15

Uターンゲームをしよう
・・・・ <活用レシピ集:16

C動きや飾りを工夫して,「自分だけの梵天丸」を作ってみよう(活動時間:7時間)

・電子メールの書き方,マナー(「情報モラル」の指導)

・中高生からのアドバイス

梵天丸を装飾して楽しむ
・・・・ <活用レシピ集:5








・サンタクロースとトナカイ

・トカゲ

・キャタピラを付けたい

・豆電球を付けたい

・ひもでつなげて電車のようにしたい

・猫の形にしたい          など








・猫の顔のように動かす

・追いかけるように動く

・ギザギザに動く

・ぐにゃぐにゃに動く

・四つ葉のクローバーのように動かす

・WやNのように動く        など

―小・中・高の連携授業― 
「 Web 掲示板システム」を使った交流と「授業への参加」

○授業で梵天丸を使っている中学生(仙台市立富沢中学校3年生)が
                  主に「まきもの」 (プログラム)の支援を担当

○「ものづくり」が得意の高校生(仙台工業高等学校自動車部の生徒)が
                  主に装飾のアドバイスを担当










(3)「自分だけのロボット」を紹介し合おう
(活動時間:5時間)

@自分が作った「梵天丸」を発表する(活動時間:2時間)

・完成した自分だけのロボットを「 Web 掲示板システム」を使って,中高生に報告

A他のクラスの「梵天丸」を互いに見合い,感想を交流する(活動時間:2時間)

B「梵天丸」使った学習の感想をまとめる(活動時間:1時間)
 

 


「ロボット活用部会」の成果と課題

(H15)「ロボット活用部会」活動の成果

○新しい梵天丸の活用法を提案する「実践授業」〜連坊小路小学校で行った実践授業〜

・「子どもたち夢の実現」 〜子どもたちがイメージした「夢のロボット」を作る〜

 
梵天丸を装飾する活動を取り入れることで,子どもたちの満足感を高めることができ,動きのイメージ(プログラム)の具体化にも役立ち,活動意欲が高まった。

⇒ 連坊小路小学校の取り組みから,梵天丸を装飾することが大きな効果を生むことが実証できた。
  また,「理科離れ」や「ものづくりの経験不足」に対する解決策としても期待できる。

・「小・中・高」の連携

 
交流を始めるに当たり,電子メールの基本的な書き方やマナーといった「情報モラル」に関する指導を行い,「 Web 掲示板システム」を用いて異校種間の交流をスタート。この「 Web 掲示板システム」を用いた交流が,この連携を成功に導いた。

⇒ 子どもたちの夢の実現に向けて,中高生との交流活動が大きな支えとなった。そして,工業高校生が製作したロボットを見せてもらう機会を得て,ロボットへの夢が膨らんだ。

・グループ活動を通して,「課題解決能力」の育成

  プログラムの学習の場面では,ロボットを自分たちの思い通りに動かそうと試行錯誤を何度も繰り返すことや,仲間と一緒に知恵を出し合うことなどを通して問題を解決する能力が高まった。

・「コミュニケーションツール」としての価値

 
「梵天丸」を中心に車座になり,友達と頭を付き合わせながら遊んだり,話し合ったりすることで,「コミュニケーション能力」が育まれた。

 

(H15)「ロボット活用部会」今後の課題

○梵天丸を活用した授業をいかに普及させるか

・子どもの発達段階に応じた「学習プログラム」を作る必要性がある。

⇒  H 16年度には連坊小路小学校の「学習プログラム」などを参考に,今までの実践例を「活用レシピ集」としてまとめ,Webで公開した。

 



「小・中・高」の連携について

  平成13年度学校インターネット中間発表会で,梵天丸を扱った授業の新たな可能性として,仙台市立連坊小路小学校(4年1組)と仙台市立高森中学校(2年4組)の連携授業を試みた。
  仙台市教育センターの体育館で,午前1コマ,午後1コマの授業(各60分)を実施した。午前は,午後のゲーム大会に向けてプログラムの作成。小学生自身が考えたプログラムを中学生のアドバイスを受けて修正するという展開で授業が進み,午後は,ゲーム大会の実施という展開の授業であった。
 ⇒(連坊小路小学校で連携授業の前に行った授業の指導案はこちらから)
 ⇒(高森中学校で連携授業の前に行った授業の指導案はこちらから)
  この試みが小学生にとっても,中学生にとっても大きな効果があったことが確認された。そこで,平成15年度には,新たに工業高校が加わり,中学生が「プログラム」の支援をまた高校生が「ものづくり」の支援をするという連携授業を試みた。
 ⇒(富沢中学校で連携授業の前に行った授業の指導案はこちらから)

戻る