本市では,学校・家庭・地域が協働して行う「協働型学校評価」を学校評価の基本としています。

協働型学校評価とは
 学校評価の本質は,「児童生徒のよりよい姿」を実現するために行われる絶え間ない教育活動の改善にあります。
 協働型学校評価は,児童生徒の現状や課題から,学校・家庭・地域の三者が協働して当該年度の重点目標を設定し,それぞれの立場から改善活動に取組み,その成果を次年度に生かしながら,新たな重点目標設定につなぐ,P-D-C-Aサイクルによる改善活動の継続的な営みです。
 本市では,平成22年度より協働型学校評価を学校評価の基本としています。
 学校では,この協働型学校評価を学校・家庭・地域をつなぎ,児童生徒のよりよい成長を支えるコミュニケーションツールとして活用し,保護者や地域住民の理解と参画を得ながら,地域連携による学校づくりを推進しています。
 

P-D-C-Aサイクルによる改善活動
   
 「協働型学校評価」では,学校関係者評価委員会を活用し,児童生徒の現状と課題から,重点目標を設定し,目標達成に向けた改善活動や成果把握と改善といったPDCA サイクルすべてを学校・家庭・地域の三者協働で行います。
 実施にあたっては,その本質が,児童生徒をよりよくするための改善活動であることを念頭に置き,当該年度で達成したい「児童生徒のよりよい姿」を明確に定義し,重点目標を設定します。
 本市における「協働型学校評価」の基底には,児童生徒の将来や成長について,学校・家庭・地域が共に願いや期待を込めて行動し,児童生徒を支えていくという考え方があります。

年間スケジュール
      ●は,学校と学校関係者評価委員会が活動の主体
       ○は学校が活動の主体
       ◇は,学校職員評価のスケジュール
1 Plan(4月〜5月):学校関係者評価委員会の開催
■児童生徒の現状と課題の共有,重点目標・目標達成に必要な評価項目と指標・目標達成に向けた改善活動の決定と地域内の各種団体等への説明
2 Do(4月〜12月):目標達成に向けた改善活動と成果把握
■改善活動の進捗状況及び児童生徒の変化・変容に関する情報や資料の収集,家庭・地域へ改善活動の進捗状況及び児童生徒の変化・変容に関する情報提供,学校公開の実施,学校関係者評価委員との意見交換
■自己評価による成果把握,改善活動のまとめ,自己評価結果の公表
3 Check(12月〜1月):学校関係者評価委員会の開催
■今年度の成果把握,「新年度の重点目標・評価項目と指標・改善活動」案の検討
4 Action(2月〜3月):新年度に向けた準備期間
■教育指導課長宛,当該年度の学校評価の業績を報告
■新年度教育計画に「新年度の重点目標・評価項目と指標・改善活動」案を反映

問い合わせ
仙台市教育局学校教育部 教育指導課