あいさつ運動

 今日の朝は,5年生が昇降口の前であいさつ運動を行っていました。登校してくる子どもたちと元気な声で「おはようございます」のあいさつを交わしていました。

 あいさつは手段であり,目的ではありません。何のためにあいさつをするのかと考えることは実に奥深いと思います。これまであいさつを通して,子育てについて,人間関係について,生き方についてなど,様々のことを考え,学んできました。(長くなるので,この辺でやめます。)

 私自身のことを少しお話しします。私は父がまじめ一徹の教員,母が養護教諭という家庭で育ちました。思春期の頃はまじめ一徹の父にずいぶんと反発したものです。その父に,いつのころだったか「洋充はあいさつだけは立派だな」と褒められました。自分で振り返ってみると,そういえばどんなに父と険悪な雰囲気になっても朝に会ったときには自分から「おはようございます」とまじめにあいさつしていたことに気付きました。その時のうれしいというか,ハッとしたというか,新鮮な気持ちは今でも覚えています。

 小学校の頃に,あいさつをする習慣を付けることは,とても大切だと思います。ご家庭でも,地域でも,学校でもさわやかなあいさつを通して,子育ての一助としていきたいものだと思います。
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