大和小学校ブログ

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5月のお話朝会 〜やまとの「や」は「やさしい子」〜

 今日はお話朝会を行いました。
 このゴールデンウィークにあった,うれしかったことをお話ししました。
 
 一つ目は,エスパルでのことです。
 車椅子を押して仙台駅のデッキからエスパルに入ろうとしたところ,その入口が自動ドアではありませんでした。重くて大きなドアです。車椅子を押しながら開けることはできません。そこで,勢いよくドアを押して,開いている間に素早く車椅子を押して入ろうとしました。すると,その様子に気付いた人が走ってきて,内側からドアを開けてくれたのです。もちろん知らない人です。車椅子でドアを開けて入るのが大変だということが分かって,すぐに走ってきてくれたのです。とてもうれしくなりました。
 二つ目は,やはりゴールデンウィークの別の日のことです。
 私たちは食料品の買い物に行きました。一階にある車椅子専用の駐車場は空いていませんでした。そこで,二階の駐車場に行って車を停めました。
 買い物が終わり,二階の駐車場に行こうとエレベーターに乗りました。この前と同じで,私は車椅子を押していました。同じエレベーターには,小学校3年生か4年生くらいの男の子とそのお母さんが乗っていました。二階に着いて私たちが降りようとしたところ,その男の子が,ドアが閉まらないようにボタンを押していてくれたのです。「ドアを開けていてくれてありがとう。助かりました。」と言って私たちは降りました。その男の子はお母さんにも「えらかったね」とほめられて,うれしそうでした。
 そして使い終わった車椅子をエレベーターに乗せて,一階の車椅子置き場に返しに行こうとしたら,そのお母さんが「よかったら,私が返しておきますよ。」と声を掛けてくださいました。買い物をしているお客さんからこのように声を掛けていただいたことは初めてでした。本当にうれしいことです。

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 世の中にはたくさんの人がいます。何かで困っている人たちも少なくありません。中には見ただけで,何を困っているのかが分かり,手を貸してあげればその人が助かることも分かる場合があります。
 卸町駅から学校に来る途中,白い杖をついて歩いている人がいました。ベビーカーを押しているお母さんもいました。けがをして松葉づえを使って歩いている人もいます。普通に出掛けて階段を上ったり,買い物をしたりするだけでも大変です。皆さんにはその大変なことに気付いて,手助けをしてあげられる人になってほしいと思います。

 やまとの「や」は,優しい子の「や」です。優しい子になってほしいと願っています。


DSCN0542.jpg しっかりと話をきく大和小の子どもたち

DSCN0550.jpg 最後は校歌。とてもきれいな声です。これまでの積み重ねですね。
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