着任式及び担任と顧問の先生の発表は3年ぶりに集会対面式で行い,第1学期始業式はオンラインで行いました。

 15名の転入職員の着任式と,3年生,2年生の担任の先生や部活動顧問の先生の発表を窓等を開けて常時換気をしながら短時間で体育館で行いました。先生の名前を発表するたびに,生徒の皆さんから大きな歓声や拍手が上がりました。
『共によりよく生きる』を今年度の重点目標に掲げて励んでいきたいと思っています。1年間よろしくお願いします。始業式の式辞は以下の通りです。

<式辞>
本日から無事に生徒の皆さんと集うことができ,とてもうれしく,また幸せを実感しています。そして,皆さん一人一人が2学年,3学年に進級したことをまずはお祝い申し上げます。
皆さんもご承知の通り,現在ウクライナでは,一方的な理由による軍事侵攻により,多くの人々が命を奪われたり,多くの女性や子どもたちが住み慣れた母国を追われたりするとても心が痛む現実が,連日報道されています。
 一方で,我が国の歴史を振り返り,忘れてはいけないことがあります。今から77年前,1945年8月6日の広島,そして9日の長崎に歴史上唯一の原子爆弾が投下され,一瞬にして数十万人が尊い命が犠牲になりました。過去の戦争を振り返る時,その反省から日本人はこれまでに地球上の戦争を防ぐために常に努力してきました。これからも世界の平和が保たれるように努力を続けていかなければならないと誓い続けなければならないことを,次の時代を担う皆さんにも,しっかりと自覚してほしいと願っています。
 一方的な相手への不満や非難の考えは,新型コロナウイルス以上に,集団からの孤立あるいは差別や偏見という,人と人とのつながりを絶とうとする好ましくない力があります。奇しくも本校の今年度の重点目標は「共によりよく生きる」としました。生徒の皆さん一人一人が,自分の生き方を考え,自分の判断で行動し,他の人とともによりよく生きるための道徳性や生命を尊重する心,思いやりの心の深まりを期待しています。
人の究極の幸せとは,人に愛されること,人に褒められること,人の役に立つこと,人から必要とされること,と伝えてきました。そして,学校は,多くの生徒や先生と一緒に過ごす集団生活の場ですから,様々な場面で,生徒の皆さん同士や生徒と先生でお互いに,「ありがとう」「うれしかった」「助かった」「おかげさまで」(AUTO)の言葉をたくさん伝え合えれば,究極の幸せへ近づいていけるものと考えています。
今年度も,マスクを着用し,手洗い,うがい,常時換気等の基本的な感染防止対策を行いながら「今までと違う時」だからこそ「今までと同じこと」を大切にして,食事をきちんととり,授業や部活動等の学校教育活動にしっかり取り組み,家族や友人あるいは先生とよく話したり,相談し合ったりすることを意識して行ってほしいと願っています。
 また,部活動については,本校や相手校の状況にもよりますが,感染予防措置を行った上で,保護者の皆さんの同意のもとで,明日4月9日以降練習試合等を可能とします。とはいえ,あまり張り切り過ぎず,怪我に注意して始めてください。
 最後になりますが,週明けには,皆さんの後輩となる新入生を迎えます。後輩をあたたかく迎えてほしいと願っています。

着任式の様子
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  • 2022.04.08 Friday 13:49
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