仙台市歴史民俗資料館 

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資料館ノート

こどもはくぶつかん

 平成19年度企画展「こどもはくぶつかん〜おとうさん・おかあさんが子どもだった頃〜」(会期:平成19年6月23日〜11月12日)では、現在の子どもたちの視点で、かつての日常生活で使われていた道具などを中心にご紹介しました。
 展示では、「おとうさん、おかあさんが子どもだった頃」を連想させる、昭和50年ごろの勉強部屋をイメージで再現。4畳半の和室に学習机が置かれ、男の子に人気があった当時のおもちゃの「野球盤」で実際に遊んだり、小学生向けの学習雑誌やマンガ雑誌を手にとって読めるコーナーにしました。また「台所のどうぐ」のコーナーでは、現在ではほとんど目にすることのない「氷冷蔵庫」や、炭をおこして料理する七輪などを展示して、電気やガスが普及する以前のくらしについて考えました。そのほかにも「あかりのどうぐ」や「きものとはきもの」「あたたかくするどうぐ」「ごはんをたくどうぐ」などのコーナーで、かつて日常的に使われていた道具を見て頂きました。
 現在も私たちのくらしはどんどん便利になり、日々変化しています。大人の立場からすると、ほんの少し前にごく当たり前のように使っていた生活道具も、新しい道具に取って代わると、今の子どもには見たこともない不思議な道具になってしまいます。
 ご自宅での生活の移り変わりについて、あらためてご家族でお話ししてみてはいかがでしょうか。

●「昭和50(1975)年頃の子ども部屋」のコーナー
 部屋の中で当時の野球盤で遊んだり、当時のマンガ雑誌を実際に読んだりしました。
●「台所のどうぐ」のコーナー
 写真奥の右側にある四角い箱が「氷冷蔵庫」
 電気冷蔵庫が一般家庭に普及する以前は氷を使って食品を保存する「氷冷蔵庫」を使う家もありました。