6.12 避難訓練

 先週の金曜日6月12日は,宮城県沖地震(M7.4,震度は現在の基準で5強に相当)からちょうど42年目にあたる日でした。新型コロナウイルスの影響で防災訓練の中止や延期,内容変更を余儀なくされた団体も多いと聞きましたが,鶴中では6校時終了後に地震発生を想定した避難訓練を実施しました。生徒たちはいわゆる「お・は・し」=「押さない」「(校舎内では)走らない」「しゃべらない」をしっかり守り,基本の避難経路を通って校庭の南側にすばやく整列しました。全校生徒の整列・点呼完了までは約4分で,とても真剣に取り組んでいました。
 東日本大震災の時は,発生が平日の昼ということもあって,中学生が地域の中で大きな役割を果たしました。当時の鶴中生も復興作業や避難生活において大活躍したと聞いています。避難訓練終了後の講評の中で,いざというときは今の鶴中生にも自分の身を守るだけでなく,地域防災の中核を担ってもらいたいと話しました。また,今の状況もある意味大災害と捉え,鶴中生だけでなくみんな大変なんだから,その大変な中でも鶴中から地域へ元気を発信していこうと伝えました。避難訓練 それにしても宮城県沖地震から42年ですか…。当時私はまさに中学生。バレーボール部に所属していましたが,体育館割当がない日のため校庭で練習をしていて,校庭の地面がぱっくり割れたのを覚えています。体育館のガラスがほとんど割れて下の通路に落ち,ガラスの絨毯のようになっていました。今の鶴中生はもちろん生まれる前ですが,それでも東日本大震災を経験しているためか,防災への意識が高いように思いました。
校長室から | - | -