仕事納め

 とうとう仕事納めの日になりました。明日12月29日(火)から1月3日(日)までは学校閉庁となります。新年最初の登校日は1月6日(水)です。1月6日(水)と7日(木)はもともとは冬休みだった関係で弁当持参となりますのでよろしくお願いします。
 ところで,12月24日(木)の冬休み前全校集会では「校長の話」としてこんな話をしました。
 『皆さん,こんにちは。新型コロナウイルス対策に終始した2020年も残すところ一週間となり,明日から冬休みが始まります。夏休み明けの8月末から鶴中祭,1年校外学習,3年修学旅行,市新人大会,運動会,2年野外活動と大きな行事が続き,また,プチスキューや縦割り道徳などもあって忙しかったと思いますが,皆さんの創意と工夫で「元気な鶴中」が実践できました。
 また,マスクの着用,手洗いの励行,三密の回避といった新しい生活様式についても,みんなよく頑張りました。人と距離があって特にしゃべらない時には外して構わないとはいえ,朝から晩までずっとマスクをしているのはきつかったと思います。ドイツのシュタインマイヤー大統領がTV演説で“Mein handeln ist fuer andere ueberlebenswichtig.”と訴えていました。「自分自身の行動が他人の命を左右する」といった意味ですが,例えば,マスクをすることで他人の命が助かるかもしれないのです。感染第3波が来ている今,冬休みに入っても一人一人が感染防止に努めてほしいと思います。
 さて,今日はもう一つお話をします。皆さんは道を歩いていて転んだらどうしますか?転んだまま誰かが来るのを待ちますか?泣いて転んだことをアピールしますか?
 たいていの人は立ち上がって,また歩き出すはずです。これを日常生活に当てはめてみてください。道を歩くことは皆さんの人生を,転ぶことは失敗を意味します。
 人生において失敗しないことはあり得ません。「私,失敗しないので!」何てTVドラマのスーパー外科医みたいな台詞は,普通は言えない言葉です。人はたくさん失敗します。校長もたくさん失敗してきました。問題はその後です。転んだら立ち上がればよい。ただそれだけのことです。失敗したらやり直す。何度でもやり直し,また立ち上がって歩き出せばよいのです。そのためには,タフで柔軟な心が必要です。簡単に折れてしまってはいけません。
 一年が終わり,また新しい年が始まります。新しい年を迎えるにあたって,皆さんもきっと新年の抱負を考えるはずです。皆さんにはその目標に向かって努力すると同時に,転んでも立ち上がるタフさも身に付けていってほしいと思います。
 2020年が暮れます。また来年,2021年1月6日に元気にみんなで「明けましておめでとう」と言い合いましょう。』
 今日の写真は鶴中の校舎です。先ほど,昼過ぎに撮りました。年の瀬にしては強めの日が校舎を明るく照らし,青空とのコントラストが美しいです。
 それでは皆さん,今年は本当にお世話になりました。来年もまたよろしくお願いします。よいお年を!年の瀬の校舎
校長室から | - | -