2011年3月11日の東日本大震災から10年が経過する今年度。震災を経験していない世代が増えているとともに,震災の記憶の風化が懸念されています。
仙台市では,11月5日を「津波防災の日」とし,「津波から命を守る方法を確認する日」としています。
蒲町小学校ではこの日に合わせ,避難訓練を実施しました。
まず,全校一斉にスライドを使って,速やかに避難するために一人一人が大切にする心構えを確認しました。
訓練放送の合図で,机の下にもぐりました。揺れに耐えられるよう,机の脚をしっかり押さえます。
揺れがおさまったという合図で,一斉に校庭に避難を開始しました。
その後,津波が来るおそれがあるという想定で,校舎の3,4階に避難を開始しました。
階段も慌てず,速やかに移動する姿が見られました。
3,4階の教室や特別教室,廊下の広いスペースに,全校児童が避難完了し,校内放送で校長先生のお話を聞きました。
最後に,「津波からの避難の手引き」と,仙台版防災教育副読本「3.11から未来へ」を活用し,各教室で改めて地震や津波への備えを確認をしました。