仙台市小学校教育研究会視聴覚教育研究部会blog

令和元年度 第2回全体会

令和元年11月25日
 仙小教研視聴覚教育研究部会第2回全体会・研修会が行われました。
今回は,全体会を仙台市立北六番丁小学校の「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善事業」に振り替えて開催されました。
 北六番丁小学校の研究主題は,【つなげて考え,学びを深める児童の育成〜学習過程の質的改善を目指して〜】で,研究の視点は,〈探究の過程を意識した授業・単元のデザイン〉です。視点に基づいて,それぞれの授業で_魴茲慮通しを持たせるための「情報収集」場面の設定∨椹の振り返りにおける「まとめ・表現」場面の設定がされていました。
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 2年2組は,国語科「どうぶつのひみつをみんなでさぐろう・ビーバーの大工事」の単元で授業が行われました。ビーバーが木を切り倒す様子を読み取る授業です。
 実物投影機を活用し,ビーバーの歯やのみの写真を拡大提示し,文章に沿って深く読み取っていけるようにしました。部分を切り取り,焦点化した提示をすることで,クラス全体で読み取りの視点を共有することができていました。
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 5年1組は,総合的な学習の時間「地域の魅力を再発見」の単元で授業が行われました。地域団体の方に見せる前に,児童が作成した団体のアピールCMをお互いのグループで見合い,伝えたいことが伝わっているかを検討する授業です。
 導入では,一つの班を取り上げ,作成したCMをテレビに映し出し,アドバイスの視点を共有しました。その後で,それぞれの班に分かれてチェック表をもとにCMを視聴したことで,複数の班が並行してアドバイスを受けることができていました。また,タブレットPCの動画編集アプリの利点を生かし,受けたアドバイスを即時動画の修正に反映させていました。
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 5年2組は,算数科「比べ方を考えよう」の単元で授業が行われました。ウサギ小屋を例に挙げ,面積や匹数が異なる場合の混み具合の比べ方を理解するための授業です。
 実物投影機を使用し,比較する対象にのみ注目できるように教科書の表を拡大したり,表の一部を隠したりして,必要な情報を絞り込んでいました。また,自力解決場面で数直線を用いて考えさせた後,ワークシートに書かれた児童の考えを実物投影機で拡大提示し共有していました。児童の机上に教科書を置かないことで,注目してほしい表や数字に集中させることで,学級全体で話題や課題を共有することができていました。
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 6年1組は,理科「てこのはたらき」の単元で授業が行われました。てこが水平に釣り合う時のきまりは,力の大きさ(おもりの重さ)と始点からの距離(おもりの位置)の積で表すことができることを理解させる授業です。
 教科書の中でも,その時々に注目してほしい写真や表などを実物投影機で拡大表示しました。事実を大事にし,教科書を丁寧に読み解くことで課題をスムーズに把握できたり,グループでの話し合いの視点が明確になったりしました。全体で確認した規則性を検証し一般化することができました。
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 授業公開の後は,東京学芸大学教育学部准教授 盒興禹瓩砲茲觧愼街嶇辰ありました。テーマは「主体的・対話的で深い学びの実現に向けて」です。
 新学習指導要領に記載されている事項に沿って分かりやすくお話していただきました。特に強調されていた点が,「知識の理解の質を高め,資質・能力を育む」ということです。そのために大切なことは,他の授業や他の単元,他の教科にも役立つように教えているかという視点を教師が持つことであり,すぐ身につくことと時間をかけて身に付いていくこと,一生,鍛え続けていくことは何かを考えて授業改善に取り組んでいく必要があるということをお話いただきました。
 また,プログラミング教育については,ICT環境や道具はどんどん進化していくことを踏まえ,未来社会を切り拓く資質・能力の育成に向けて,楽しく学ぶ,考え方を学ぶ,常に最先端を意識するという3つの視点が大切であることをお話いただきました。
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