新年おめでとうございます。 全校集会 1/9

新年おめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

17日間の冬季休業を終え、9日より学校は再開され、生徒が戻ってきました。まず、全校集会に先立ち、能登半島での地震・津波により亡くなられた方々を悼み黙祷を行いました。心より被災地域の安全、一刻も早い復旧・復興を祈りたいと思います。

 集会では、各学年代表・さくら学級代表より、新年の抱負が発表されました。いずれの発表も、4月からの新学期に備え、この3ヶ月をゼロ学期として大事に過ごしていきたいと、やる気に燃える内容でした。校長からも、目標達成に向け、励ましの意味で次のような話をしました。
【校長の話、一部抜粋】
 皆さんは、目標と言ったときに、長期的な目標と短期的な目標があることは、理解しているところだと思います。メジャーリーガー大谷選手は、高校時代に、将来の目標・長期的目標として『プロ野球ドラフト、8球団1位指名』と掲げ、その目標を達成するために、今何をすべきか、目の前の目標・短期的な目標を明確にして、その一つ一つにしっかり取り組むことで道を切り開いてきました。『努力はつらいこともあるけど、努力は目標に近づくことができ、目標を達成した自分をイメージさせてくれる。』こんな趣旨の発言をしています。
 目標を設定したら、後は、粘り強く取り組むことが大事です。「あきらめない粘り強さ」は、本当にそうなりたい、達成したいという想いにあります。皆さんには、一年をかけて、または三年をかけて、または一生をかけて達成したいもの、取り組みたいもの、大きな長期的な目標に出会ってほしいと思いますし、どこでどんなつながりでその目標に出会うか分かりません。まずは、より良い出会いのために目の前のことに一生懸命であってほしいと願っています。
 「やる気に火を付ける方法」モチベーションの上げ方に「やれる気にさせる」と言うのがあります。なかなかやる気が起きないのは、目標を達成するために「具体的に何をするのか」が分からないから、何をしたら良いか考えているうちに時間が経ってしまうというものです。何をすれば良いのか、やることが決まっていれば、迷わずに自信を持って取り組むことができます。つまり、大谷選手の短期的な目標です。やることが明確になっているかどうか、ここがしっかりと見えていることを心理学の用語で、メタ認知と言います。メタ認知ができている人(具体的に何をするかが分かっている人)は、スポーツでも勉強でも結果を出しているといいます。
 例えばですが、定期テストの反省で、『次回のテストでは、・・・』と言った時に、『次は頑張る』と書く人がいます。それでは残念ながら期待はできません。『次に、何をどう頑張るか』具体的な対策ができる人が伸びる人なのです。分かってきたでしょうか。 目標を立てたら、『そのためには、・・・』と考えて行動することが大事だと今までにも話をしてきました。お正月の箱根駅伝では、青山学院大学が『負けてたまるか大作戦!』と銘打って、王者昨年優勝校の駒澤大学に6分以上の差を付けて優勝しました。負けて悔しくて、『次に、何をどう頑張るか』必死に考えて、実行して栄光をつかんだのだと思います。
 いろいろお話しましたが、この3ヶ月は、あっという間の3ヶ月です。次の学年への大事な準備期間として、どうぞ、粘り強く、目標に向かって頑張ってほしいと思います。桜中の先生方はもちろん、お家の方々、地域の方々も、皆さんの頑張りを一生懸命サポートしていきたいと思っています。失敗を怖れずチャレンジ精神で頑張っていきましょう。
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