令和4年度修了式

 本日3月24日(金)は令和4年度最後の授業日で,1校時に賞状伝達と修了式,2校時に学級明け渡しのための清掃,3校時に学活(通信票配付等)を行いました。
 賞状伝達は受賞者がたくさんいたのでまず廊下に並んでもらい(1枚目左上),3回に分かれて配信センターに入りました。1回目は仙台市小中学校図画工作美術合同展,篤行・善行生徒表彰,仙台市ジュニアリーダー初級研修会,2回目は私たちの作品展,県書きぞめ展,3回目は市書きぞめ展と校内書きぞめ展の入賞者に賞状を手渡しました。
 修了式では各学年代表生徒に校長から修了証を授与し,また,別の代表生徒が「今年度の反省と来年度の抱負」を発表しました。堂々とした発表で大変立派でした(写真2枚目)。
 今年度最後の「校長先生のお話」では,在校生が卒業式に生徒会執行部しか参列できなかったため,卒業式で在校生代表が贈った「送ることば」を紹介しました。その後でこんな話をしました(原稿の後半部分です)。
 『鶴中生の素晴らしいところは,まず「元気の良さ」と「よくお客様に見せるフレンドリーさ」です。そして,ひょっとしたらみんなは自分で気付いていないかもしれませんが,他の人がうれしいと感じるポイントを想像する力です。今年卒業していった3年生も,その前の3年生も,前の前の3年生もこの力が優れていました。はっきりとした形はないけれど,鶴中に受け継がれてきた伝統といえる力です。
 実は,黄金律と呼ばれる道徳的,哲学的,倫理的な教えがあって,英語ではこんなふうに言います。"Treat others exactly as you would like to have them treat you." 「他の人にしてもらいたいと思うことをしなさい」という意味ですが,約2000年前に生きていた超有名人も同じことを言っています。私は高校生の時にこの言葉と出会いました。
 みんな誰だって幸せになりたいと思っています。ところが,自分の隣にも同じように「幸せになりたい」と思っている人がいることにはなかなか気付きません。自分だけが幸せになろうと思って,他の人のことを考えないでいると,結局,自分は幸せになれないという,ちょっと考えれば当たり前の話です。
 鶴中の先輩たちはこの秘密に気付いていて,人を楽しくさせることで自分も楽しくやってきたのだと思います。
 1年生の皆さんはもうすぐ2年生,2年生の皆さんはもうすぐ3年生です。それぞれ学年が上がり,今度は令和5年度の鶴中を皆さんが創っていくことになります。自分の楽しさが他の人にも伝わるように,そして他の人の楽しさを自分の楽しさに変えられるように,来年度も元気で明るい鶴中をお願いします。』
 保護者の皆様も「元気で明るい鶴中」がずっと続くように応援をよろしくお願いします。賞状伝達各学年代表生徒
校長室から | - | -