「麦」と「米」

 先週一週間は全国学校給食週間ということもあり,毎日給食の話題を掲載してきましたが,最終日となった1月29日(金)のメニューは「ユッケジャンスープ,さけのコチュジャン焼き,もやしとキュウリの塩ナムル,麦ごはん,オレンジ,牛乳」(写真1枚目,テーマは韓国料理)でした。辛みの効いた濃い味付けに食欲をそそられたのか,生徒は次々とお代わりをし,食缶があっという間に空になっていました。本当はグループを組んで賑やかに食べたいところですが,コロナ対策のため全員正面を向いて静かに食べています(写真2枚目,2年生)。
 前に麦ごはんが出たときに,ALTのライアン先生に何気なく「麦ごはんってどう?」と話しかけたら,「入っているのはbarley?」と聞き返されました。「ん?barleyは大麦だよな?」と思いつつ,ちょっと麦を調べてみたら,日本人がまとめて「麦」と呼んでいるものを指す英語はなく,barley(大麦),wheat(小麦),rye(ライ麦),oat(燕麦)のように別々に呼んでいるとのことでした。麦ごはんに入っているのはbarley,パンや麺になるのはwheat,ビタミンBや食物繊維の豊富なライ麦パンになるのがrye,オートミールにするのがoatといった具合です。
 逆に,英語ではまとめてriceと呼んでいるものを日本人はしっかり区別します。田んぼに生えているriceは「稲」,収穫したriceは「米」,炊いたriceは「ご飯」です。おもしろいですね。
 以上,給食ネタだけで一週間が経ちました。お付き合いいただきありがとうございました。
 明日は私立高一般入試A日程。鶴中からも45人が受験します。頑張れ,受験生!テーマ韓国お代わり
校長室から | - | -