第73回卒業証書授与式

 新型コロナウイルス感染症による社会的な混乱があり,学校現場でも様々な対応が強いられている中,3月7日(土),仙台市立長町中学校第73回卒業証書授与式を開催いたしました。当日は感染予防のため,本校職員と生徒達だけの卒業式となりました。義務教育を巣立つ子どもの姿を直接見ることができない保護者の気持ちや,来賓の方々や保護者,そして後輩達に見送られることのない卒業生の気持ち,先輩方を送るためにあれだけ準備を重ねてきた在校生の気持ちを考えると,とても残念な気持ちで一杯になりました。我々職員一同も限られた状況の中で,卒業生のために何ができるかを精一杯考え,少しでも生徒の心に残るよう,気持ちを込めて卒業式の準備を行いました。
 式では卒業生一人一人の名前を担任が呼名し,卒業証書を手渡すことができました。校長式辞では「これまで過ごしてきた日々を忘れず,『長町プライド』を胸に掲げ,新しい出会いを大切に,素晴らしき人生を歩んでください。」とのメッセージを送りました。それに対し,卒業生答辞では「どんなに向かい風が吹くときにも,これからの遥かな未来へ向けて,前を向いて,両手を広げて歩いて行きたいと思います。」との決意が述べられました。
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長中プライドを魅せた予餞会

 今年度最終授業日となってしまった2月28日(金),急遽,予餞会を開催しました。次の週から臨時休業になるという報を受けて,「このまま3年生を卒業させるわけにはいかない」「それぞれの学年の思いを伝えないわけにはいかない」と考え,感染予防のためのできるだけの対策をとった上で実施に踏み切りました。
準備はまだ十分ではなかったものの,生徒達は臨機応変に対応し,精一杯,それぞれの力を発揮することができました。1年生からは素晴らしい合唱やメッセージが届けられました。1年間でチームワークが更に育ち,大きく成長したと感動しました。2年生の「ハカ」や合唱も素晴らしかったです。青学年からのバトンを赤学年で引き受けていくぞという気概にあふれていました。3年生から1,2年生へ確実に長町中の伝統が引き継がれていると感じることができました。そして,3年生の演技は,圧巻でした。これまで培ってきたこと,下級生へのメッセージ,そして感謝の気持ち,様々な思いの込められた本当に温かな歌声でした。
1,2年生の皆さん。3年生は皆さんへの思いを残し,この長町中学校から巣立っていきました。4月には新しい仲間を迎えることになります。皆さんで新しい長町中学校の歴史を切り開いていきましょう。
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