グラフィックデザイナーと日本盲導犬協会の訓練士の方から,ご自分の経験を踏まえて,望ましい職業観や勤労観について講話していただきました。
グラフィックデザイナーの三塚さんは,定義如来門前「門前喫茶Norah(ノラ)」の喫茶店経営者とデザイナー業を両立しているそいうです。
高等学校の中学生向けのパンフレットを作成したり,定義如来西芳寺の御守りやポスター等のデザインの仕事も手がけているそうです。
印象に残っている言葉は,デザイナーだから絵がうまくなければならないというより,人とかかわることが大切。
黙々と絵やデザインを制作するのではなく,依頼者と話し合って依頼者の希望にかなうものを制作していくとのこと。
訓練士の黒田さんは,仙台訓練センターの普及促進部に所属し,盲導犬の普及に尽力しているそうです。
出身は愛媛県で大学は福岡県。大学卒業後一般企業に就職したが,1年後に退職し,日本盲導犬協会に就職し,転勤で初めて仙台へ来たそうです。
盲導犬はナビではないので,目的地に連れて行ってはくれません。身の回りにある障害物等を避けながら安全に導いてくれるものです。
実際に,三角コーンをいくつか並べて障害物にすると,その三角コーンを避けて歩くのがよく分かりました。
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