平成17年度 情報教育研究推進委員会 ロボット活用部会「授業実践」

仙台市岡田小学校
 第5学年 「総合的な学習の時間」 (「ふるさと」の領域)

活動名 「心をつなげ!おかフェス」(全40時間)
レシピを参照するにはAdobe Readerが必要になります。ここからダウンロードしてください














 

@ロボットについて考える(@とAの活動時間:1時間)

・身近で使われているロボットには,どんなものがあるか考える

Aセンサーのはたらきを知る

・センサーを使って動くおもちゃで遊ぶ

・センサーのはたらきの興味を持つ

・さまざまな種類のセンサーを知る

・センサーを使ったロボット「梵天丸」を知る

☆夏休みの課題 〜ロボットに関わる研究レポートを作ろう〜

B身近で行われている祭りについて考える(活動時間:2時間)

C梵天丸の製作(活動時間:3時間)

・梵天丸の製作

・梵天丸を使って遊ぶ
・・・・<活用レシピ集:1活用レシピ集:3

D梵天丸のコントロール1(活動時間:4時間)

・「まきもの」で動かそう
・・・・ <活用レシピ集:7

・ジャストストップゲームをしよう
・・・・<活用レシピ集:15

Eロボットコンテスト1(活動時間:4時間)

・Uターンゲームをしよう
・・・・<活用レシピ集:16



苦労して組み立てた「マイ梵天丸」。夢中になって楽しく時間を忘れて遊んでいた。














 

F梵天丸を使った「お祭り」を企画しよう(活動時間:2時間)

・ロボットを使ったお祭りで地域の方と交流できる企画を考える

〜「岡田の新しいまつり」としてロボットまつりを企画し,発信する

東四郎丸小学校の作品を紹介
・・・・前年度の「ロボット部会」の取り組みを活用

Gわたしだけの梵天丸の製作(活動時間:4時間)

・梵天丸を装飾して楽しむ
・・・・<活用レシピ集:5

〜お祭りで発表する内容を考え,内容にあった装飾を考える

H梵天丸のコントロール2(活動時間:6時間)

・シンクロゲームをしよう
・・・・<活用レシピ集:20>

 
〜グループでシンクロさせて表現する方法を考える
 










 

 

Iお祭りを準備しよう(活動時間:4時間)

・招待者の決定

・会場(体育館)の準備

J「おか!フェス」で楽しもう(活動時間:5時間)

・当日の準備(2時間)

・「実践授業」(2時間)〜保護者や地域の方に授業を公開〜

○グループごとの発表会(岡田フェスティバル作品一覧)

やりたいこと 工夫するところ

ゲ│

野球・サッカー


得点を競う ボールの飛ばし方
迷路
時間を競う コース・走り方
占い
数字占い 占う方法


人形劇 劇場・ストーリー
ダンス
音楽にあわせてダンス まきのも・装飾
音楽
楽器演奏 演奏方法
お絵かき
図形描画 まきもの

・後片付け(1時間)

K表現しよう(活動時間:5時間)

〜今までの活動の様子と結果を整理し,表現する


「ロボット活用部会」の成果と課題

(H17)「ロボット活用部会」活動内容と成果

○「活用レシピ集」〜これまでの実践を活用レシピ集として情報提供〜の有効性の検証

・「実践授業」の指導計画を作る際に参考になった。
(初めて梵天丸を扱う教師にとっても,授業の流れや今後の展開などで役立った)

○新しい梵天丸の活用法を提案する「実践授業」〜岡田小学校で行った実践授業〜

<授業で「ロボット(梵天丸)」を活用することで,子供たちが変わる>

@表現する力が育つ

〜コミュニケーション能力の向上〜
 ( 自分の夢や思いを表現する,イベントへの参加を表現する,イベントの内容を表現する)

 ⇒コミュニケーション能力が高まることが確認できた。普段教室では見ることのできない児童の姿が見られた(教室ではほとんどしゃべらない児童が,人前で発表していた)

〜競い合いがレベルアップに〜
 ( 同じイベントでも工夫をする,友達の取り入れた工夫をやってみる)

Aあきらめずに取り組む力が育つ

〜自分に対する自信が付く〜
  (ものづくりのたのしさ,作り上げた満足感,喜んでもらえた達成感)

〜問題解決能力が育つ〜
  (少し高いハードルを越える,繰り返し取り組んでみる,自分の考えや思いを実現させる)

B認め合う力が育つ

〜友情が育まれ,絆が深まる〜
  (友達との協力を実感した,友達の作品のよさを認める,自分の作品を認めてもらう)

 ⇒グループ活動を通してチームワークが高まることが確認できた。

〜もてなす気持ちが育つ〜
 (相手を思いやる気持ち,自己満足だけで終わらない)

 ⇒地域の方との交流ができた。

<授業で「ロボット(梵天丸)」を活用することで,授業が変わる>

〜いろいろな活動(発表会やものづくり)に対して取り組む意欲が向上する〜

 ⇒「ものづくり」に対する意識が高まった。
 

<授業で「ロボット(梵天丸)」を活用することで,教師が変わる>

〜教室で見ることのできない児童の姿をみることで,教師自身も成長する〜

(H17)「ロボット活用部会」今後の課題

○梵天丸を活用した授業をいかに普及させるか
・「活用レシピ集」を充実させること
・「活用レシピ集」で組み立てた「実践授業」を事例集として積極的に紹介していくこと

   

戻る