道徳の授業から(2年生)

今日は2年生の道徳の授業を参観しました。3クラスとも同じ題材にもかかわらず、担任の先生たちの迫り方・切り口・考えの提示方法がそれぞれ違った工夫に満ちて、とても面白いものでした。さすがです。
取り上げたのは、主人公が部活動の練習に忙しい友達に宿題を見せることが友情と思っていたはずが、先生のある言葉で、それは「本当の友情」なのかを考えてしまう場面でした。
鶴中2年生の素晴らしいのは、その場面を自分ごととして捉え、互いに様々な見方・考え方を戦わせることです。そして、それぞれの出した考えを認め合っていたことです。(この雰囲気が、これがほんとに素晴らしい!)最後は新しい考えや価値に気付いていける、そんなことが道徳の醍醐味です。

数編ですが、生徒たちの考えた「本当の友情」を紹介します。本当に、今の彼らにとっての「友情」の考えかたです。これからまた成長し、どんどん変わっていくことでしょう。

・ 相手が望んでいることを、やってあげることもいいけど、目先のことだけではなく、もっと先を見据えていきたいと思いました。
・ 友情なら相手のことを考えて行動することが大切だと思います。でも、学力のことが関係してくると・・・話が変わる気がする。
・ 本当の友情とかそんなキレイごとだし、ドラマであってもリアルはそうそうない。成功する可能性の高い方を選ぶのがいい。
・ なんでもかんでも人のためにすることが本当の友情ではないことを改めて思いました。僕は辛いときに支え寄り添ってくれることを「本当の友情」だと思います。
・ ただ宿題を見せただけで友情が高まるとも限らないし、もしかしたらテストの点が低くなったら、宿題をみせたせいにされるかもしれない。難しいと思った。
・ 他の人の意見で「本当の友達なら、見せなくても友達としては変わらない」と言っていてすごいと思った。
・ 友情のあり方はそれぞれ。僕的には、仲がよいなら少しきつく接してくれてもぜんぜんOK!

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