震災から１２年目の「３．１１」
東日本大震災から１２年が経ちました。先週末は新聞・テレビ等でも特集が組まれていたのでたくさんの方が御覧になったことと思います。
今年の３．１１は卒業式後の土曜日だったため，鶴中では３月９日(木)の朝に１〜３年生全員で黙祷をし，校長が話をしました。その中で，「最も多くの犠牲者を出し，最も多くの支援を受けた宮城県に暮らす者には，震災の記録や記憶、経験、感謝の気持ちといったものを引き継ぎ，未来へとつなげていく責任と義務がある」ことについて触れました。
その責任と義務を担っていく上で鶴中生にどうしても聞かせたい話があり，昨日３月１４日(火)は震災当時雄勝中学校校長で，後に「奇跡の中学校」と呼ばれる再生を成し遂げた佐藤淳一先生をお招きして，１・２年生に講話をしていただきました。現２年生は１年校外学習，２年野外活動で雄勝を訪れ，「My硯」体験で淳一先生とも会っているので，すっかりおなじみです。
淳一先生は「もし自分が当時の雄勝中の中学生だったら…と想像しながら話を聞いてほしい」と言ってから，被災するとはどういうことなのか，絶望的な状況の中でさぐった再生への道筋，雄勝復興和太鼓誕生のいきさつとその後の驚くべき展開，「今欲しいものは家と思い出」と話す生徒を連れて行った日本一の修学旅行，再生への歩みを進める中で出会った人々，そしてまとめとして「命の儚さと強さ」について語りました。休憩なしの８０分という長時間の講話にも関わらず，鶴中生は姿勢を崩さず，最後まで集中して聞き入っていました。
講話の最後の言葉，「大地が揺れる。水が膨れる。それは全く自然なことで，私たちはそういう星で生きている。それでもどんなことがあっても生きていくという命の強さ。震災から１２年。これからどう生きていくのか，私たちはその生き方が問われている」は鶴中生の心にどのように響いたでしょうか。
今年の３．１１は卒業式後の土曜日だったため，鶴中では３月９日(木)の朝に１〜３年生全員で黙祷をし，校長が話をしました。その中で，「最も多くの犠牲者を出し，最も多くの支援を受けた宮城県に暮らす者には，震災の記録や記憶、経験、感謝の気持ちといったものを引き継ぎ，未来へとつなげていく責任と義務がある」ことについて触れました。
その責任と義務を担っていく上で鶴中生にどうしても聞かせたい話があり，昨日３月１４日(火)は震災当時雄勝中学校校長で，後に「奇跡の中学校」と呼ばれる再生を成し遂げた佐藤淳一先生をお招きして，１・２年生に講話をしていただきました。現２年生は１年校外学習，２年野外活動で雄勝を訪れ，「My硯」体験で淳一先生とも会っているので，すっかりおなじみです。
淳一先生は「もし自分が当時の雄勝中の中学生だったら…と想像しながら話を聞いてほしい」と言ってから，被災するとはどういうことなのか，絶望的な状況の中でさぐった再生への道筋，雄勝復興和太鼓誕生のいきさつとその後の驚くべき展開，「今欲しいものは家と思い出」と話す生徒を連れて行った日本一の修学旅行，再生への歩みを進める中で出会った人々，そしてまとめとして「命の儚さと強さ」について語りました。休憩なしの８０分という長時間の講話にも関わらず，鶴中生は姿勢を崩さず，最後まで集中して聞き入っていました。
講話の最後の言葉，「大地が揺れる。水が膨れる。それは全く自然なことで，私たちはそういう星で生きている。それでもどんなことがあっても生きていくという命の強さ。震災から１２年。これからどう生きていくのか，私たちはその生き方が問われている」は鶴中生の心にどのように響いたでしょうか。
校長室から | - | -