平成17年度 仙台市教育センター情報教育研究推進委員会
新聞データベース活用部会
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児童生徒対象アンケート調査の結果
(児童71名,生徒96名回答)

何か知りたいことがあったとき,どうやって情報を手に入れますか。(3つまで選択可)


家でインターネットを使っていますか。


調べたいことがあったときに,インターネットで検索することがありますか。


インターネットで検索して,知りたい情報は手に入りますか。


新聞は読みますか。


新聞のどの記事を読みますか。(複数回答可)


新聞記事を読んで,自分の考えを持ったことはありますか。


新聞データベースを知っていますか。


新聞データベースを使ったことはありますか。(知っている人のみ回答)



考 察
 児童生徒の調べ学習において,今やインターネットは身近で不可欠な存在となっている。家庭でも半数以上がインターネットに接続できる環境にある。また,ほとんどの児童生徒が,インターネットから知りたい情報が入手できると考えている。
 確かに,Web上にはだれもが気軽に情報発信できるため,膨大な情報が存在する。しかし,その中には不確かで無責任な情報や数年前の古い情報なども数多い。そこで,収集した情報を安易にうのみにせず,新聞データベースなどの確かな情報源から情報収集し,複数の情報を比較検討して自分の頭で主体的かつ批判的に思考・判断できる力を養うことが大切になってくると考える。
 新聞データベースの特性を理解することは,情報の科学的な理解を深めることになる。また,インターネット上の無責任な情報と比較して新聞データベースの情報の価値について考えたり,メディアの情報には発信者の意図と背景があることを理解したりすることは,情報社会に参画する態度を養うことにもなる。
 児童生徒が複数の情報源から必要な情報を検索し,情報を主体的に読み解いて問題を解決し,さらに知らせたいことを自分の言葉で発信していけるような情報活用の実践力を育てていきたいと考える。
 また,研究実践による児童生徒の変容が明らかになるようなアンケート調査の工夫を,今後行っていきたい。