全学年〜シェイクアウト訓練・防災教室〜

6月12日は「仙台市民防災の日」です。1978年6月12日にマグニチュード7.4の宮城県沖地震が発生し,多大な被害がもたらされました。今後起こりうる大規模災害に備えるため,宮城県の震災対策推進条例により,この日が定められました。


「仙台市民防災の日」にちなみ,2校時にシェイクアウト訓練,3校時に防災教室が行われました。青葉区長の小林弘美様に参観していただいたほか,たくさんのメディアの方々に取材もしていただきました。

シェイクアウト訓練とはドロップ(まず低く),カバー(頭を守り),ホールドオン(動かない)という身を守るための基本的な行動を一斉に実践する訓練です。
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ここからは訓練の様子をお伝えします。
初めに,2校時のシェイクアウト訓練の様子です。
各学級で「避難の約束おはしも」「避難経路の確認」「身を守る姿勢の確認」を行いました。
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地震発生の放送の指示に従い,机の下で安全を確保しました。
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防災頭巾を被り,静かに移動しました。
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無事,校庭に避難できました。
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校長先生からは,
「1978年に宮城県沖地震が発生しました。当時,立っていられないほどの大きな揺れだったことを覚えています。33年後の2011年には,さらに大きな地震である,東日本大震災が発生しました。折立小の校舎は内陸部にありながらも大きな被害を受け,折立中や児童館の一部を借り,3年もの間勉強をしました。地震はいつ,どこで起こるかわかりません。授業中だけでなく,登校中や下校中に起こるかもしれません。一人一人がしっかりと自分の頭で考えて行動することが大切です。現在,修復された校舎で学習できているのは様々な方の協力があってのものです。そのことに感謝の気持ちを持ちながら生活しましょう。」
とお話をいただきました。

青葉区長の小林弘美様からは,
「常日頃の訓練をしっかりと行い,突然の避難にも対応できるようにすることが大切です。ぜひ,今日の訓練の内容をお家の方にも伝えてください。皆さんの訓練を行う姿は大変立派でした。」
とお褒めの言葉をいただきました。
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次に,3校時の防災教室の様子です。
防災教室では防災アドバイザーの方々やマスコットキャラクターの「防災まさむね君」と一緒に学習をしました。

地震が起きた際,身近に潜む危険な箇所はどこなのか,どのようにして身を守ったらいいのかなどについて考えました。
地震が起こるとビルの窓が割れたり,木や電柱などが倒れたりしてくるかもしれません。瞬時に危険な箇所を察知し,避難をすることが大切です。

子供たちは積極的に危険が潜む箇所を見付け,発表することができました。
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メディアの方々から代表児童がインタビューされている様子です。
「東北は地震が多いので,しっかりと備えていきたいです。日頃から人の話をよく聞いて,感謝しながら生活することが大切だと思いました。」
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「いつ地震が起こるかわからないので,日頃から備えたいです。今日学んだことをお家の人にも伝えたいです。」
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「地震が起こると通学路には危険がたくさん潜んでいるので気を付けて生活していきたいです。震災では大勢の人が亡くなったことを知りました。地震が起きた際には下級生の手本となれるよう,冷静に行動したいです。」
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現在の小学生は全員,東日本大震災後に生まれた子供たちです。
震災を直接は経験していなくても,人と人とのつながりを大切にしていくことで防災の意識を引き継ぎ,その意識を次の世代へと広めていくことが重要です。

引き続き,折立小では防災教育を進めてまいります。
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