年代が判明する,江戸時代前期の仏像
ほうかんあみだにょらいざぞう
宝冠阿弥陀如来坐像
Hokanamidanyorai Zazo
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解説
Description
宝冠阿弥陀如来坐像は,弘前市袋宮寺よりの伝来と伝えられ,現在は仙岳院本堂南側にある瑠璃殿(るりでん)に安置されている。宝冠阿弥陀如来坐像は,前後二枚矧(にまいはぎ)の寄木造で,玉眼(ぎょくがん)を入れ,漆箔(しっぱく)を施した悉皆金色身(しっかいこんじきしん)である。蓮台(れんだい)の裏に,制作年代と思われる貞享4年(1687)の墨書がある。寄木造 像高66.0cm(仙岳院所蔵)