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陸奥国分寺薬師堂

伊達政宗による造営。大崎八幡宮と並ぶ,桃山建築の代表例。

むつこくぶんじやくしどう

陸奥国分寺薬師堂

Mutsu Kokubunji Yakushido

In English
指定区分
Classification
国指定 - 重要文化財 / 建造物
年代
Age
江戸時代 - 慶長12(1607)

Quantity
1棟
指定年月日
Designated Date
明治36年(1903) 04月15日

所在地
Location

宮城県仙台市若林区木ノ下3丁目8-1
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解説
Description

陸奥国分寺薬師堂は,伊達政宗が中央から工匠駿河守宗次等を招いて慶長12年(1607)に創建したもので,厨子(ずし)1基,棟札(むなふだ)1枚が附(つけたり)指定されている。 桁行(けたゆき)五間,梁間(はりま)五間,入母屋造(いりもやづくり),本瓦葺,素木造(しらきづくり)で,四周に縁が廻り,向拝(こうはい)一間が付く。虹梁(こうりょう),板蟇股(いたかえるまた),懸魚(げぎょ)等妻飾(つまかざり)に雄渾な意匠をもつ。内部は,内陣(ないじん)と外陣(げじん)に分かれ,内陣は折上格天井(おりあげごうてんじょう)で奥の須弥壇(しゅみだん)上に屋形厨子(やかたずし)が安置されている。附指定されている厨子は入母屋造,こけら葺で,壁面や扉は彫刻,金箔,飾金具で極彩色(ごくさいしょく)に装飾されている。同じく附指定の棟札には「造立慶長十二年丁未十月廿四日」とある。薬師堂は,奈良時代に創建された陸奥国分寺境内にあり,発掘調査により,かつての陸奥国分寺の講堂跡に建てられていることが分かっている。大崎八幡宮とともに,仙台市内における桃山建築の代表的建造物である。

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