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項目 |
分析結果
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環境 |
期間 |
種蒔きから収穫までが40日〜60日であり,学期内にある程度の収穫は可能であるが,収穫期間が長く,学期内に栽培を終了することは難しい。 |
時期 |
4月から10月の栽培が望ましい。 |
経費 |
種子は一袋(2_g)で300円程度である。 |
場所 |
日当たりのある場所が望ましいが,日射量の不足に対しても強い作物であるため,ほとんどの場所で栽培が可能である。 |
材料の入手 |
園芸店などで,種,苗ともに購入できる。 |
養液栽培の可否 |
養液栽培は可能であり,養液栽培によるところの生理障害や異常などは確認されない。 |
難易度 |
害虫による成長部の被害が多いため,日常の観察や防除が必要不可欠である。害虫についてはハダニが多い。 |
内容 |
播種・育苗・定植 |
基本的な播種法(すじ蒔き,点蒔き)が学習できる。発芽や発芽後の成長が早いなど変化に富む。 |
生育過程 |
発芽,開花,着果,結実について学習できる。 |
生育と環境 |
温度や日射量による生育の差異は,明瞭には確認されておらす,温度や光の生育への関わりについての学習は,それほど深めることができないと思われる。
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生育と肥料 |
生育段階における施肥量の調整についての学習ができ,肥料の三要素の働きが,体験的に理解できる。 |
病害虫の防除 |
アブラムシ類,ハダニ類が発生しやすい。このため,日常の観察と,害虫を発見した際の捕殺等が主な学習内容となる。 |
管理作業
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培養液管理,病害虫の防除以外には,特に必要ない。 |
実験的な扱い |
環境条件と生育との関わりについての対照実験では,明瞭な結果が得にくい。ただし,病害虫の防除に関しては,状況を見ながら,学習内容を実践的に活用し,管理作業を工夫するなどの取り組みは必要とされる素材である。 |
創意工夫 |
大株の果菜類では,栽培容器などを工夫することにより,根張りをよりよくする対策も必要である。低日照でも栽培することが可能な作物である。収穫期間が長いことも,家庭菜園向きであると言える。 |