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項目 |
分析結果
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環境 |
期間 |
種蒔きから収穫までが60日〜90日であり,学期内の栽培実習が可能である。 |
時期 |
生育適温が20℃〜25℃であり,春先は日当たりのよい窓辺など暖かい場所で栽培する必要があが,1学期,2学期ともに栽培は可能である。 |
経費 |
種子は一袋(3_g)で200円程度である。 |
場所 |
特に必要としない。 |
材料の入手 |
店頭で売られている品種数は少ない,が園芸店などで購入できる。 |
養液栽培の可否 |
養液栽培に適しており,養液栽培による生理障害や異常などは確認されない。 |
難易度 |
非常に簡単に栽培できるが,定植時期,乾燥しないように十分注意する。 |
内容 |
播種・育苗 |
基本的な播種法(すじ蒔き,点蒔き)が学習できる。発芽温度が25℃程度であるので,播種時期によっては,保温の作業も学習できる。 |
生育過程 |
種蒔き,育苗,定植,摘芯,収穫を学習できる。 |
生育と環境 |
生育適温が20℃〜25℃であるなど温暖な気候を好む。温度や光の条件を変えての対照実験では,明瞭な結果が得られるが,低温や日照不足の状態続くと,生育が停止し,枯死するおそれも大きい。
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生育と肥料 |
生育段階における施肥量の調整は必要ないため,学習の深まりは期待できない。 |
病害虫の防除 |
メイガの幼虫による食害およびアブラムシ類が確認された。一般に病気は少ないが,害虫ではアブラムシが多い。このため,日常の観察と,害虫を発見した際の捕殺等が主な学習内容となる。 |
管理作業
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培養液管理以外に,摘芯によりわき芽ををのばし,株をバランスよく成長させる作業を学習できる。また,花芽のつみ取りにより株を弱らせない作業も学習できる。 |
実験的な扱い |
播種から収穫までの期間がそれほど長くなく,1学期,2学期いずれでも栽培できる。特に,光や肥料と生育との関連を追求するには対照実験が有効であり,室内外とわず,明瞭な結果が得られると思われる。しかし,実験栽培中や実験栽培後栽培条件を整えても,生育停止による枯死も心配され,作物を大切にするという観点ではやや問題が残る。 |
創意工夫 |
容器を工夫し,他のハーブ類と併せて,ミニガーデニングなども作ることが可能である。露地のスペースがなくても,日当たりのよい室内の窓際などで手軽に栽培できる作物である。学習体験をもとに,家庭での栽培が十分に可能である。 |