さあ,挑戦してみよう

ペットボトルを利用した養液栽培方法

ペットボトルの加工例



 栽培容器には,ペットボトルを利用しました。写真は,2リットルのペットボトルです。
 縦にして使用する場合には,右の写真のように,ペットボトルを2つに切断し,上部を逆さにして下部に差し込みます。 栓は使用しません。
横にして使用する場合には,図のように切り込みを入れます。栓はつけておきます。

苗はウレタンに定植

 


苗の定植素材としては,ウレタンを使用しました。育てた苗をウレタンにはさみ、縦の場合は注ぎ口の部分,横の場合は切り込みを入れた部分に差し込みます。

アルミホイルで覆う



 さらに,容器全体をこのように,アルミホイルで覆います。このことにより,根が遮光されるとともに,培養液が日光にあたらないことで,植物プランクトンの発生も防止されます。
 また,培養液の温度を適度に保つ効果もあります。

縦型の場合は,このように利用します。

養液栽培の肥料,「培養液」



養液栽培用の肥料として,
ハイライザーを使用しました。
1箱700円程度で購入できます。



 箱の中には,A,Bの2種類の水溶性の肥料が入っています。
 なお,肥料A,肥料Bの要素は,以下の通りです。
 
 A液 
  
窒素,リン酸,カリ,その他の必要要素
 B液
  硝酸性窒素

 これら,水溶性の肥料A,Bをそれぞれ2リットルのお湯に溶かして
原液(A液,B液)を作ります。

原液を薄めて,それぞれの作物にあった培養液を作る

 

ペットボトルの下の部分には,培養液を入れます。培養液とは,
養分を水に溶かしてあるものですが,
作物に応じて,原液(A液,B液)を薄めて作ります。

 

必要な量の培養液の原液(A液,B液)をスポイトで入れます。
たとえば,ミニトマト(レジナ)の場合であれば,水1リットルに対して
A液8t,B液2tを目安とします。
 また,作物によっては,生育期で,調整してあげる必要も出てきます。
 原液の希釈度数を間違えないようにしてください。

日常管理

 作物に適した環境条件であれば,培養液を2週間に一度程度交換することで,良好に生育します。
 また,養液栽培は,露地栽培と比較して,次のような利点があります。
 ○圃場や施設設備を必要としない。
 ○連作障害がない。
 ○土壌からの病気の感染がない。
 ○身近な室内などでの栽培ができる。
 ○移動しやすく,日常の管理が容易であり,観察やデータの収集にも便利である。
 ○根を観察できるため,生育状況を把握しやすい。
 ○生徒にとっては目新しい方法であり,興味・関心を持たせることができる。

   養液栽培例(ミニトマト)  






なお,各作物の詳しい養液栽培方法については,「いろいろな作物の養液栽培」のページを見てください。